猫との共存について語ってみる。
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晴乃輔

Author:晴乃輔
4匹の猫を天国へ旅立たせ、4匹の老猫と今も暮らしている私の猫狂的生活


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頑張ってます


目が覚めた時、モモは枕元でぐっすり寝ていた。気持ち良さそうな寝顔だった。私が起きたのに気付くと自分も目を覚まし、身体を伸ばした。

昨日、私はモモを連れて病院へ行った。母上が代理で行ってくれたときに、主治医の先生から私が大丈夫なら近いうちにまた来て欲しい、と言われていたからだ。今の状態を説明したいし、レントゲンももう一度撮りたいから、と。

モモはかなり具合が悪かった。ほとんど動くこともなく、何も口にしない。苦しそうで体勢を何度も変えながらひたすらうずくまっていた。私はレントゲンも何もいらない。モモの今の状態をなんとかする方法があるならなんでもしてあげたい、ただそれしか考えてなかった。

先生から呼ばれ、2日くらいは調子良さそうだったけど今はまた苦しそうにしている、と伝えるとエコーの使える診察室へ入るように言われた。先生は早口で私に何をするか説明しながら、モモの胸水を抜く準備を始めた。まだ抜けるなら抜いてあげたい、私はそう思って病院へ行った。だから先生のやっていることに依存は無かった。

「体力消耗しちゃうんですけどね。でもただ苦しいだけでだんだん弱っていくなんて嫌じゃないですか。あと数日だったとしてもぐっすり眠らせてあげたいんですよ。モモちゃん、まだ頑張れると思いますよ。」

モモはあまり暴れない。これだけでもかなり弱っているということだ。しかしだんだん水が抜けてくると抵抗が激しくなってきた。

「ガオッ!」

「お?ガオッ!って言ったね。元気になってきた?」

と、更に水を抜く先生。モモは頑張っていた。それ以上に先生も頑張ってくれていた。

「ガオガオッ!」

「よし!やめ!」

本気で怒り出しそうなモモを見て先生は手を止めた。病院へ来るまで鼻がピクピクしていたモモだったが、キャリーに戻して点滴を受けているうちに呼吸が落ち着いてきた。

「レントゲンとか検査とか、もういいですよね?」

「はい。ただ少しでもラクにしてあげたい、と思ってます。」

先生からは水が抜けるうちは頑張りましょう、利尿剤はあと4日分あるから追加は出さない、無くなったらまた様子も知りたいので連れてきてください、と言われた。

モモは家に帰ってぐったりしていた。呼吸は落ち着いてもかなりのダメージを受けたようだった。このままモモはいなくなってしまうのかな、という気がした。

酸素吸入器が設置され、少し気持ちがラクになったが元気の無いモモは見ていて悲しかった。距離を置きたがっている気がして、誰もあまり近くには寄れなかった。しかし夜になると様子を見るために私が覗けば顔を上げてこちらを見るようになった。目もパッチリしていた。そして深夜に近くなる頃、モモがトコトコと歩いて私のそばにやってきた。

「おねー、一緒に寝るでしか?」

まだ私の寝る時間には早かったが、嬉しくて自分の枕と毛布をモモのそばに用意した。酸素吸入器とケージが置かれたから私の布団は敷けなくなった。でもモモがそばにいさせてくれるなら座布団一枚敷いてでもそばにいるつもりだったのだ。

パソコンで作業をしているとまたやってきた。

「まだ終わらないでしか?」

嬉しくなって作業の合間に何度もモモの様子を見に行った。目が合うと喉をゴロゴロならしてくれる。撫でると目を細めて嬉しそうにする。さっさと切り上げて私はモモの隣に寝そべった。モモが私に頭を何度もぶつけてくる。撫でて欲しい時のモモだ。モモがもういい、と言うまでずっと撫で続けた。満足するとモモは私の枕の隣にあるヒーターの上でゴロリと横になった。この姿で眠れるということはモモの身体がラクになったということだ。

そして今日になっても体調の良さは続いている。昼間はゆっくり寝て、夜には私や母のそばを何度もうろついたり、前から使っているトイレや水飲み場までスタスタと歩いてきた。

「脱走するから開けてくれ。」

母に廊下へ出る扉を開けてくれ、と催促するモモ。はいはい、とすぐに母上が10センチほど戸を開けた。

「寒いからやっぱ無理。なでてくれ。」

廊下に出るのはあきらめ、母上のそばでゴロンと横になった。母上が嬉しそうにモモのことを撫でていた。

「モモはお母さんが一番好きなんだよねー。」

甘えた声でうっとりするモモ。おねーのこと忘れてないかい?ま、いっか。忘れられても(泣)食欲は戻らないけど足取りがしっかりしている。甘えた声も出してくれる。安心していられる一日だった。

胸水を抜くのは人間でも物凄い体力を消耗する治療だ。モモの負担も大きいだろうと思う。これが原因でモモの寿命を縮めてしまうかもしれない。でも苦しいだけの残りの時間はモモも私もつらいだけだ。昨夜から今日に掛けてのモモに会えたのだから、明日モモに何かあっても私は後悔しない。

今回も頑張ってくれてありがとう。
おねーも頑張るからね。
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2007⁄01⁄10 23:56 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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