猫との共存について語ってみる。
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晴乃輔

Author:晴乃輔
4匹の猫を天国へ旅立たせ、4匹の老猫と今も暮らしている私の猫狂的生活


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ガーン!


一昨日、モモの後ろ足の付け根におできがあるのを見つけた。膿がたまっているようなツヤツヤした物体。悪いものでなければいいけど・・・という気持ちで、病院の診察時間を調べた。ありゃ。明日は休診。っつーか、1週間も臨時休診???ま、元気も食欲も変わらないからいっか、と思った。でも気付いてしまうと気になるものである。モモの身体を触るのが怖い。


2年ほど前に近所に出来た病院のHPを見てみる。夜間診療もやってるんだなー、歩いていかれるくらい近いなー、我が家の猫も全員10歳越えたし、お世話になるなら近いほうがいい、ちょいとモモの診察も兼ねて行ってみよー、と軽い気持ちで行った。若そうな先生。雰囲気も優しい感じ。モモのおなかをてろっと見せて、すぐに診察結果が出た。


「乳腺腫瘍ですね。」


ありゃ。奇しくも私と同じ病気じゃねーか。
ま、それなら安心か、と思ったのもつかの間だった。


「乳腺腫瘍は犬の場合、悪性の確立は半分。でも猫の場合は9割が悪性なんですよ。」


え?え?え?悪性?こんなに元気なのに?この年齢に多い病気だそうだ。発覚すればほぼ確実に進行性のガン、そして根治治療はかなり難しく、モモの場合は腫瘍も大きいほうだから厳しいでしょう、とのこと。この年齢に多い病気だけど、この年齢だから絶対手術を、とも言えない、と先生に言われた。モモの場合、手術のメリットはガンの進行を遅らせること。でも手術は左右の腫瘍を切り取るから皮膚が引きつり、その傷が治りにくい。手術せずに温存しても腫瘍が破裂する可能性もあるから、ケアは大変になり、ガンは間違えなく進行していくから色々な問題も出てくる。どちらにもメリット、デメリットがある。


私はスイカを麻酔の事故で失ってから、病院不振である。もちろんそのことも話した。それも含めて、温存して様子を見る方法もよく説明してくれたが、


「ちなみにボクの周囲でも、この病院でも、ボク自身も麻酔の事故は過去に例がありません。」


その言葉に、モモちゃんが元気なうちに手術を決意してあげてください、という意味が込められているような気がした。6~7割、手術をする方向で考え始めたものの、その場で決断は出来ず、私は病院を後にした。


いやなことを何もされず、探検の旅に出たからモモはご機嫌であった。
「あ、エサの買出しに行かなければ。」何か美味い物出す?というモモの顔を見て思い出した。ホームセンターで買い物をしている最中に、夏用のベッドが安く売られているのを見た。手術が終わったらしばらくはケージ暮らしだから必要かな、と思った。ケージに入れるモモ専用のトイレも必要になるな、と思った。術後はいつもより少し豪華なエサを食べさせてやりたい、と思った。それらをいつものエサと一緒にカートに入れている自分に気付き、私の心は手術をする方向に傾いているんだな、と感じた。


家に帰って、いつも通り、お帰り~、と出迎えてくれたモモ。こんなに元気なのに、もう治らないとわかってる病気の手術をするのか?という気持ちがまだ沸いてきた。でも元気なモモがただ弱っていくのを見ているのはいやだ、と思った。モモの顔を見て考え込んでいる私に、


「なーにしょぼくれてるのよ!私は元気なのよ!」


と、モモは軽く猫パンチをくれた。元気でまだ手術が出来るうちに見つかったことに感謝するべきなのか。


夜になってネットで早速猫の乳腺腫瘍について調べた。思った以上に悲しい言葉が並んでいた。泣かない、と決めていたがやはり涙が出てきた。モモの大きさの腫瘍だと余命は半年くらい、とあった。治療方法の医者としての意見は、高齢に多いから麻酔のリスクが高まる、根本的に治ることはまず難しいから手術は勧めない、というものが多かった。7割方決まっていた決心がぐらついてきた。


実際に患畜を持った飼い主の言葉も色々とあった。医者のアドバイス通り、手術はせずに温存する人は多い。しかし、猫の容態が悪くなり、なんとかしてくれ、という段階で手術を試みる人もかなり多かった。ほっとけば半年の命、私は黙って見ていられるだろうか。見守ることにして耐えられなくなった飼い主達の悪あがき。私も絶対にそうなるだろう、と思った。やらない、と決めた手術を命が燃え尽きる直前に切羽詰ってやるなら、まだ手術が耐えられる今のうちに・・・。


部屋の隅に積んである新しいベッドとトイレ。見るだけで本当に涙が溢れそうになる。だけど私が泣いているわけにはいかないのだ。モモは今、元気で自分が大変な病気を抱えていることも知らない。おそらく意味もわからず手術をするのは、モモにとっては残酷なことだろう。術後、精一杯可愛がれば「飼い主が優しいからいっか。」と思ってもらえるだろうか。


今年になって発情しっぱなしだったモモ。もしかしてそれが前兆だったのか?何故もっと早く気付いてやれなかったのか。多頭飼いのリスクがまたもや発覚した。後悔は今も尽きない。これからもそうだろう。手術すればよかった、と後悔するのか、手術しなければよかった、と後悔するのか。一生その答えは出無いだろう。でも私はモモが元気で手術が出来るうちに気付いてやれた、と考えることにしようと思う。手術をしないとどの程度ガンが進行しているのかわからない。すでに肺まで転移しているならモモの命は長くない。更に手術のせいで爆発的にガンが進行する例も少なくない。それでも今が元気だからこそ、今から死ぬのを待つのは嫌だ。


先生から言われていたもうひとつの手術。同時に不妊手術をしますか?ということ。その場では、どうせ手術なら一緒に、と言った。しかし、我が家のボス猫であるモモにそれはメリットだろうか。多頭飼いでは病院帰りの猫は社会復帰が大変なのだ。バナナもミカンもこれにはかなり苦労した。子宮を取れば性格は穏やかになる。おそらく我が家のボスはイチゴに世代交代になるだろう。子宮を取っても取らなくても、乳腺腫瘍には影響はないらしい。モモの早い社会復帰のために、私は子宮を残すことにした。どんな治療をしてもそう長くは生きられないのなら、13年間身体の中にあったものを無意味に取り出す必要はないのでは。それよりは麻酔時間を少しでも短くしたいのだ。


モモの病気とどう闘っていくのか。
決断は飼い主である私の責任だ。
一緒に頑張ろう。モモちゃん。
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2006⁄07⁄28 01:46 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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