「なに食べてるでしか?」
どこで聞いたのか、最近母上が使うモモ語。すっかり私にも移ってしまった。私が食事を始めると自分の食事を中断し、のそのそとやってくるモモさん。
「ねーちゃんは何食べてるでしか?美味しいでしか?」
私の横にちんまりと座り、じっと見つめるモモさん。これは人間様のお食事です。あなたの分はありませんよ。
「本当にないでしか?隠してないでしか?」
出ないとわかるとテーブルを覗き込み鼻をフゴフゴさせる。
「いい匂いがするでし。」
更に見つめるモモさん。この辺で降参である。モモ用に用意したササミをつまんで見せる。それだ、と言わんばかりに目が輝くモモさん。くれくれ、と手がパーになっている。
あきらかにパワーアップしたモモさん。最近は上がりこむ場所やもぐりこむ場所も増えてきた。私が寝ている部屋の隅っこに積み上げられたガラクタたち。最初は散らかしてあるのかと思ったが、母上が自作したモモ用の要塞だった。ダンボール箱やいらなくなった毛布、モモがいたずらしたり潜ってもいいようになっている。
「ワンワーン。」
夜中にどこからか聞こえるモモの声。探されるのを待っている。要塞のダンボールから耳が見えていたり、毛布の下から尻尾が出ていたり。チョイとつつくと大興奮。頭に寄生虫でも入ったのか、と思う勢いで部屋中を走り回る。子猫時代にはよく見たなあ、という姿だ。
モモさん、今日もたくさん食べて遊んだね。元気に過ごせて良かったね。モモをなでながら何度も声を掛ける。うっとりした顔で私を見つめたモモさん。
「モモは元気でし。心配いらないでし。」
モモの顔にそう書いてあるような気がする。
2006⁄09⁄10 01:57 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
どこで聞いたのか、最近母上が使うモモ語。すっかり私にも移ってしまった。私が食事を始めると自分の食事を中断し、のそのそとやってくるモモさん。
「ねーちゃんは何食べてるでしか?美味しいでしか?」
私の横にちんまりと座り、じっと見つめるモモさん。これは人間様のお食事です。あなたの分はありませんよ。
「本当にないでしか?隠してないでしか?」
出ないとわかるとテーブルを覗き込み鼻をフゴフゴさせる。
「いい匂いがするでし。」
更に見つめるモモさん。この辺で降参である。モモ用に用意したササミをつまんで見せる。それだ、と言わんばかりに目が輝くモモさん。くれくれ、と手がパーになっている。
あきらかにパワーアップしたモモさん。最近は上がりこむ場所やもぐりこむ場所も増えてきた。私が寝ている部屋の隅っこに積み上げられたガラクタたち。最初は散らかしてあるのかと思ったが、母上が自作したモモ用の要塞だった。ダンボール箱やいらなくなった毛布、モモがいたずらしたり潜ってもいいようになっている。
「ワンワーン。」
夜中にどこからか聞こえるモモの声。探されるのを待っている。要塞のダンボールから耳が見えていたり、毛布の下から尻尾が出ていたり。チョイとつつくと大興奮。頭に寄生虫でも入ったのか、と思う勢いで部屋中を走り回る。子猫時代にはよく見たなあ、という姿だ。
モモさん、今日もたくさん食べて遊んだね。元気に過ごせて良かったね。モモをなでながら何度も声を掛ける。うっとりした顔で私を見つめたモモさん。
「モモは元気でし。心配いらないでし。」
モモの顔にそう書いてあるような気がする。
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2006⁄09⁄10 01:57 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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