猫との共存について語ってみる。
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晴乃輔

Author:晴乃輔
4匹の猫を天国へ旅立たせ、4匹の老猫と今も暮らしている私の猫狂的生活


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モモの友達


モモの病気を知って、色々なサイトを巡っているときに出会ったモモのお友達。当然会ったことも無いけど、同じ病気と戦っているというだけで、同志というか、モモのお友達、という気持ちになっていた。

ブログで虹の橋へ旅立ったことを知り、すごく悲しくなった。でも猫ちゃんとママさんが最期の最期まで頑張った様子を見て、私はまだ泣いてる場合じゃない、と思った。モモにはもう少し時間があるようだから、私も強い意志と愛情でモモと接して行こう。いつかはモモを見送らなければならないのだから、その時に少しでも後悔が少なくて済むように頑張らなければ。

ママさん、本当にお疲れ様でした。







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2006⁄08⁄28 01:29 カテゴリー:桃色日記 comment(2) trackback(0)
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模様替え


「ねーちゃん、起こしておいでー」

「ワンワーーーーン」

すっかり恒例となった母上とモモのこのやりとり。モモ、本当に起こしにくるから凄い。猫も単独だと犬っぽくなる、ということなのか。

月曜日から9日間家を留守にする。私はとても心配なのに母上はへっちゃらである。最近の母上はモモが可愛くてたまらないらしい。本日仕事の打ち合わせで出かける私に母上は買い物リストを渡した。

・美味しそうなカリカリ
・おやつ
・シニア猫用高栄養缶詰
・モモのベッド(カバー別売りの可愛いやつ)
・おもちゃ

「カリカリはもっと良さそうなのがあったし、シニア用の栄養価の高い猫缶があったのよ。」

ウチの子はみんな巨大猫。そういう品種だから仕方がないけど、去勢・不妊手術している子は大きい上にでぶっちょ。そんなわけでダイエット用のエサを食べている。しかしモモは太ってないし、みんなと別にエサを食べているのだからダイエット食ではなく、栄養価の高いものに替えたいと思っていた。

でも母上様。お支払いしますから買って来てくださればよかったのに、と言ってみたが、その時母上の財布はとても寒かった。買いたくても変えなかったのだ。でも物色してくれていた、という気持ちが嬉しい。そしてモモは夜中は私の布団で寝ている。来週はその布団がないからベッドをもうひとつ置いてやりたい、とのこと。母上はカバーが別売りのを見て、これなら洗濯も出来るし柄が可愛いくていいわ、と思ったんだとか。おもちゃはモモと遊んであげるつもりらしい。私がティッシュで作るこよりがおもちゃじゃ可哀想だ、と。

そんな母上から模様替え計画を聞かされた。私が沖縄から戻ったら今私とモモがいるリビングの隅っこを部屋らしくするのだそうだ。ダイニングテーブルとリビングテーブルを私が借りているトランクルームに保管し、布団もちゃんと敷けてモモのケージも広々とおけるようにしたいらしい。母上も時々私と交代でモモと寝てくれると言う。他の猫たちとも一緒に過ごしたいからありがたいことだ。模様替えは私も賛成。妹が帰郷するとワンコが一緒にやってくる。今のままではワンコとモモのケージを並べて置くことになる。仲が悪いわけじゃないが、双方ともそのほうが落ち着くはずだ。

「部屋を快適にして、モモが幸せだったと思えるように最後までしっかり介護してあげようよ。」

母上の言葉に不覚にも涙が出そうになった。日に日に仲良くなっていく母上とモモ。病気はつらいことだけど、二人のこんな関係を見ることが出来たのだから悪いことばかりじゃないな。






2006⁄08⁄27 01:44 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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嫌な夢だったけど


昨夜見た夢。妹と一緒に遠方の薬局にモモの薬を取りに行った夢。私が受付で支払いをしていると妹の携帯が鳴った。外で話をして戻ってきた妹が私に言った。

「モモ、死んじゃったって。」

そうか。間に合わなかったんだ。でも夢の中で、これは夢だ、とわかっていた気がする。まだ大丈夫、きっといつものようにモモが起こしにくるはず、と思った夢だった。

「ワンワン。ワンワン。」

元気なモモさんの声に起こされた。朝ご飯に一日分のカリカリを用意して、夜に缶詰をおやつ代わりにあげている我が家。しかし最近のモモさんは朝から五月蝿い。ワンワン言いながら母の後ろをついて回る。カリカリよりもいいものが食べたいのだ。だが今日はモモ用の魚も肉もなかった。

「ねーちゃん起こして何かもらいなさい。」

母上に言われたモモ、バビュン!と飛んできて私の胸の上で鳴きまくる。はいはい、今起きるから待ってねー。猫用チーズを砕いたものと、粉ミルクを溶いたものを用意した。物足りないようだったからカリカリにササミふりかけ。はあ、美味しかった、と満足気のモモさんを見ながら、嫌な夢を見たんだよね、と母上に話した。

「あら、良かったじゃない。夢の中で死んだ人は長生きするのよ。」

普段なら信じない言葉。でも今は何でも信じたい気分。

来週、私が留守の間のモモさん、どうなるのだろうか。母上が言うには猫大好きの母上のお姉さんが遊びに来てくれるし、母上は自分の寝室ではなく、モモがいるリビング続きの和室で寝てくれるらしい。大丈夫だって、安心して行ってきなさい、と言ってくれている。9日間をなんとか縮められないものかと頑張ったが、日程の動かせないチケットにつき断念するしかなかった。ここは任せるしかないんだろうなあ。

買い物から帰った母上。買い物袋から取り出すのはマグロ、鶏肉、白身魚、無塩ベーコン・・・。私の夕飯、納豆と卵豆腐とサラダ。夕食は軽くしているが、さっきの肉や魚は何処へ?!全部モモの???寝る前に鶏肉を茹でている母上。その足元をウロウロしているモモ。

「明日の朝ご飯はいっぱいあげるからね~」

母上なりに楽しんでくれているようだ。





2006⁄08⁄25 01:11 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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モモと母


「モモちゃん、おはよー」
「ワンワーン」
「ねーちゃん、まだ起きないの?」
「ワンワン」
「起こしておいで」

まだ布団で寝そべっている私の耳に入ってきた会話。その後、モモは本当に私のところへやってきてワンワンと騒いだ。

「おかーさんが起きなさいって言ってるよー」

そんな感じだろうか。私はそのまま寝たふりをしていた。モモはあきらめてまた母上のところへ戻って行った。

「起きてくれないの?じゃあ先にご飯にしちゃおうか?」

なんとも微笑ましい感じである。私が起きて布団を上げ始めると、モモが駆け寄ってきて一言「ワン!」と鳴いて、また母上のところへ戻ってご飯をもらったりしている。

私が廊下に出るとモモがリビングのドアから顔を出した。前は廊下までついてきたのだが、先日私に抱き上げられ、二階へ連れて行かれたのが余程ショックだったようだ。今は顔だけ出して私がどこへ行くのか様子を見る。私が二階へ上がるのだとわかるとダッシュで部屋に戻ってしまう。今夜も私が二階へ行こうとすると、モモが顔を出した。

「ねーちゃん、二階でお仕事だって。モモは行かなくていいよ。こっちで遊んでようね。」

リビングの中から母上の声が聞こえて来た。モモが大事にされているんだな、可愛がってもらえているんだな、そう感じることが出来て本当に嬉しい。母上と猫、という組み合わせが不思議である。私が飼い始めるまでは猫嫌いだったのだから。毛の感触が苦手で日頃もエサとトイレの世話くらいしか頼めなかった。それが今は外から帰って来るとモモのお出迎えを受け、

「モンモン、ただいまー」

と言いながら、ワシャワシャとモモを撫でる。毎日モモがおやつ代わりに食べられそうなものを私たちの食事時に一緒に用意してくれる。多頭飼いで長いこと暮らして来たけど、元々我が儘でマイペースで一匹狼なモモには13年生きてきて今が一番幸せかもしれないなあ。





2006⁄08⁄24 01:37 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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脱・居候


昨日は家人が帰宅。家人から「今日は俺がモモと寝てあげるよ。」というありがたい申し出。私は久しぶりに本当の自分のベッドで寝ることが出来た。最初は不思議そうにしていた猫たちも少しするとやってきた。ベッドの下を覗けば大の字になって半分ベッドの下に潜って寝ているバナナの下半身。枕元で踏み踏みするイチゴ。胸の上にはミカン。そしてウメには腕枕。久々だな~、この感触。みんなごめんね。なかなか寝付けなかったけど2時間ほど、猫たちに囲まれて休めた。

朝、6時に家人を送り出すために一階へ。モモが待ってましたとばかりに近寄ってきた。母が言うには、母が起きてきてリビングの戸を開けると、リビングの真ん中にはモモがポツンといたそうな。モモはとても小さく寂しそうに見えた、とか。いつもは私と一緒に布団で寝そべっているのに。カラーが外れてからは一度起きて母に甘え、おはようの挨拶をしてまた私のところに戻ってくる。今朝のモモは母上を見て途端に近寄ってきてゴロゴロ甘え、私の足音が聞こえるまで母上のそばを離れなかったらしい。そしてリビングの隅っこの家人、モモのために、と無意識に頑張ったのか布団の端っこでスヤスヤと寝ていたようだ。起きてきた家人に聞くと、モモは二度ほど甘えた声を出していたがすんなり寝かせてくれたから大人しかったと思う、と言っていた。

モモは家人が嫌いなわけではない。どちらかというと好きだ。でも母上や私がそばにいることに慣れてしまい、どちらも見当たらない夜が心細かったのかもしれない。家人を送り出し、まだ敷きっ放しの布団に寝転ぶとモモがすぐにやってきた。寝そべってゴロゴロと喉を鳴らしている。なでてやるとあっという間に寝てしまった。

「モモさん、寂しくて寝れなかったんだね。」

母ももう少し寝る、というから私もモモと一緒にもう一眠り。母上が再び起きてきたときには、布団の上で私とモモが同じ格好で爆睡。母上がテレビをつけようが、台所を片付けようがピクリともしなかったらしい。

そしてモモは脱・居候することになった。二階へ戻るのではなく、モモが望むならこのままここで暮らせばいい、という母上の有難い言葉を頂いた。一昨日の夜、私はモモを抱いて二階へ行ってみた。モモは今まで出したことのないような声で嫌がった。その声を聞くだけでモモの病気が悪化するような気がした。その様子を見てモモが好きな暮らし方をさせてやりたい、と思った。しかし母上にも手間を掛けるから自分からは言い出せずにいた。家人はモモが二階へ戻れないなら、帰宅した日はモモと一緒に寝てくれる、という。だからその日は私は二階で他の猫たちと一緒に寝ることが出来る。あとは母上次第なんだが。でも今日の午後、呆気なく話はまとまったのだ。

「モモの好きなようにさせてあげたら?もうモモが嫌がることしなくてもいいじゃない。」

母上はリビングの真ん中でポツンと寂しそうにしていたモモが母上の顔を見て甘えてきたことと、私と一緒に気持ち良さそうに眠るモモを見て、他の猫達の中に戻ることよりもここにいるほうが幸せならそれでいい、と思ったそうだ。来週の私の沖縄も、安心してられるうちに行ってくればいい、その間はモモの面倒を見てくれる、と言ってくれた。

元々一匹狼だったモモ。他の猫とじゃれたりすることはあまりなかった。バナナやミカンは怖がりながらも仲間の元へ戻りたがったが、モモはどちらかというと人間好きの猫嫌い。今の環境を好まないはずがないのだ。

元の生活に戻れたら私も母上もラクだったと思う。でもモモの幸せを願うなら、モモが嫌がることは無理強いしたくない。そいうわけで、本日モモは脱・居候となったのである。一階が正式なモモの居住空間となった。多少の模様替えをして、今の病み上がり用のケージではなく、快適空間も作れる2階建てケージに置き換える。

モモちゃん、
みんなに大事にしてもらえてよかったね。
幸せだね。





2006⁄08⁄23 01:28 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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今日も断念


モモの社会復帰は進展なし。今日も全く駄目だった。困ったねえ。モモさん。

昼過ぎ頃、モモがケージから出てきてオエッオエッオエッ!一瞬冷やりとしたけど吐き出したのは毛玉だった。病気を知る前は気にならなかったことにまでビクビクしている自分が情けない。

ワケあっていつもと違う場所に布団を敷いた。モモさん、激しく嫌がりワンワンと文句を言いっぱなし。ようやく落ち着いてくれたけど。

やれやれ。ねーちゃん、来週は仕事なんだよ。どうなるの?!





2006⁄08⁄21 00:14 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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モモとの暮らし


モモは今は元気。どの程度元気なのか、いつまで元気でいられるのかはわからない。今を楽しむ、そう決心したものの、日中は大人しく寝てばかりいるモモを見ていると、ちゃんと息をしているのか、食欲が無くなったのではないか、と気になってしまう。夜になって活発になってくると一安心、そんな毎日の繰り返しだ。

今は仕事もセーブして、色々なことをセーブして出来る限りモモと一緒にいるようにしている。抜糸が終わってカラーが外れるまでは、と思ってそうしてきたけど元の生活にモモが戻ることを拒んでいるから長引いている。病気を抱えたままだ、と思うと強引に戻すことも出来ない。

モモと暮らすようになって、これほどモモと長く過ごしたことはない。だから普段のモモの様子、特に日中はどんな感じで過ごしていたのか把握出来ていないということがわかった。昼は一人で静かに過ごしたい、夜は甘えたり遊んでもらったり、近くにいたい、そういうスタンスをモモが好むということを知った。この二週間と少しの間にそういう風に変っただけなのかもしれないが。

他の猫たちはモモの帰りを待っているような気がしてならない。私が二階へ行こうとすると必ず誰かが階段の途中にいるのだ。モモが廊下をうろついているときには全員揃っていることもある。今日も挑戦してみた。私が二階へ行こうとするとモモがついてきて、入り口のドアの前を興味深そうに見ていたから、そのまま抱き上げて戸を開けた。しかしすでにそこには待ち受けている猫がいて、モモは「シャー!」と吠えて、私から飛び降りて逃げてしまった。

このまま最期までモモは一階で暮らすほうが幸せなのだろうか。でも思ったよりもモモが長く元気でいてくれたら母上に負担が掛かる。私の留守を母上はモモと一緒に過ごしてくれるのだろうか。一時的にでも他の猫たちとの共同生活に戻って欲しいというのは私の勝手な願いかもしれない。でも私は他の猫たちとも一緒に過ごしたいのだ。夏でもエアコンを掛ければ数匹は一緒に寝る。好き勝手に甘えてくる猫たちと会話をしたい。今はモモが一番心配だし大事にしなければならないのはわかっている。でも我が家にはあと6匹の子供達がいるのだ。少しずつでも努力していくしかないのだろう。

モモは抱き上げると軽いな、と感じる。そして前足の付け根やお腹の真ん中にある腫瘍が私の手に触れる。大きくなってきているような気もする。それでもまだ元気なのだから、頑張って社会復帰して欲しいと願ってしまう。モモちゃん、頼むよ!と今もこのブログを書きながら声を掛けるが、モモは私が敷いた布団の上で大の字になっている。






2006⁄08⁄20 00:57 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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社会復帰


カラーも外れ、まだ元気のあるモモには重大な仕事がある。社会復帰!

我が家の猫たち、病院帰りの猫には優しくない。まあ、先頭で「あんた誰なのよ!」と騒ぐのは毎回モモさん。この気迫にびびって、2~3日は苦労しなければならない病み上がりの猫さん。

バナナは二度も病院で処置を受けているから、一度目は付きっきりで私が監視していた。二度目のときには要領を得て、2~3日は無理せず他の猫とは隔離して、一日に数回、みんなと顔を合わせていった。少しずつその時間を長くして、自然とみんなの中へ溶け込めるようになった。

ミカンさんの時には、本人がびびってしまって私のそばを離れない。でも二階へは行きたがる。一緒に来て、と頼みにくるミカンの要望通りにした。そしてバナナは療法食を食べるために日中は他の猫と隔離状態。夜に合流するのだが、私はバナナが一番嫌がると思っていた。自分も酷い目にあってる病院の匂い。しかしこのとき感動的な出来事があった。バナナは真っ直ぐにミカンのそばに寄ってきて、私はやばいかな?とすぐに手を出せるようにしていたのだが、バナナはミカンに覆いかぶさって頭から尻尾の先まで一生懸命毛づくろいしたのだ。この姿に私は涙が出た。バナナのその行為のおかげでミカンは我が家の猫と同じ匂いになり、無事社会復帰出来たのだ。

さて、モモさん。まずは少しだけご対面。

「シャーーーーー!」

吠える。吠えまくる。モモさんが(泣)そして二階なんていかないわよーだ、とすっかりお気に入りの場所となった自分の寝床へ。夜になると我が物顔で母上宅をウロつく。そしてくつろぐ。そして何かくれ、と催促する。首輪が邪魔で年中ワンワン言ってたけど、今は勝手に好きなことをして過ごしている時間も多い。でもモモさん、ここはモモの家じゃないんだって(汗)

こりゃ大変そうだなー。今日はもしかしたら自分のベッドで寝れる?なんて思ったけど、今日も私の寝床はリビングの隅っこ。いつになったら自分の寝室で眠れるのかなー。モモさん、頼むよー。





2006⁄08⁄19 01:07 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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抜糸


今日は予定通り病院へ。前回えらい目にあっているから今回からは大変だろう、と覚悟してバスタオルや洗濯ネットを持参。11時頃は丁度空いていて狙い目。誰もいなくてすぐに診察室へ呼ばれた。

「はい、出ていいよー」

先生、なんの躊躇もなくモモをキャリーからお出しになった。モモちゃんも平気な感じ。

「じゃ、万歳してお腹見せてくれるかなー?」

はいはい。てろん、と。あれ?平気じゃないの。モモちゃん大人しい。

「大人しいうちにこのまま取れるだけ取りましょう。」

先生はモモがモモゴンになる前に抜糸を開始。思いのほかモモさんはやらせてくれた。半分くらいは取れたところで少し抵抗。

「モモちゃん、あと少しだ。頑張ろうよー」

少し力を抜くと、どてっとお座りした感じ。その時にぶよん、とした肉の寄った部分に米粒の腫瘍らしきものがあることを伝えた。

「仕方ないですよ。出来るんです。モモちゃん、こんなの気にしないよねー。この格好がいいねー。もう少しだからねー。」

先生の言葉が有難かった。私がいつも自分に言って聞かせている言葉だったからだ。そしてなんと予想外。モモは最後まで大人しく抜糸をさせてくれた。ワクチン打つのもバスタオルで包んでお尻に注射だった子が・・・。ついには病院を出入り禁止にもされた子なのに。私が好感を持っている先生だからだろうか。モモは途中でえいやっ!と、軽くキックをしただけで、抜糸しながらも先生が喉を触ればゴロゴロ言っていた。

体重は3.8キロと、手術前よりは減っていた。しかしこれくらいの減少は術後だから問題ない、とのこと。そして病理検査の結果も出ていた。

「これは見なくても結果はわかってると思うのでここで説明したくありません。今の元気な顔のモモちゃんでいいじゃないですか。」

私も同じ気持ちだった。今後のことについても、元気なうちに美味しいものたくさん食べて、可愛がってもらえばモモちゃんは幸せだよね~、とモモに話しかけるような先生。定期検査や薬も希望すれば相談は受けてくれるとのことだが、飼い主さんが良いと思ったことがこの子にとって一番いいことですよ、と言われ、お任せして良かった、と思った。今後は様子を見て、困ったときや悩んだときはいつでも来てください、と言われただけだった。同じスタンスで考えてくれる先生に会えて本当に良かった。

家に帰って病理検査の書類を見た。

「乳腺ガン。リンパへの進入は明らかである。」

と、書かれていた。

「いいのいいの。わかってたことだもん。」

何度も自分に言って聞かせた。邪魔なものが無くなってすっかりおくつろぎのモモさんを見れば、これでよかったんだ、と思えるから。








2006⁄08⁄18 01:36 カテゴリー:桃色日記 comment(2) trackback(0)
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犬化?


急用で今日はモモの病院へは行かれず。だから抜糸は延期。明日は今のところ行かれる予定。モモちゃん、もう少し我慢してね。

モモは一階で単独生活をしているせいか、最近は犬っぽくなってきた。呼ばれても無視、抱けば逃げる、そんな子だったはずだよ、モモちん。でも今は呼べば飛んでくるし、抱っこしれ、とせがんできたりする。人間の食事中もここで待ってなさい、と言えば待っている。我が儘やりたい放題ではあるけど、聞き分けもよくなってきている。

しかしそろそろ社会復帰も近い。カラーが外れたら徐々に今までの生活に戻して行かなければ。今月末からモモの状態が良ければ私は沖縄へ行かなければならない。今年はダイビングの仕事に復活しているから、夏場はかなり忙しい。少しではあるが写真関係の仕事も入ってくるようになった。モモの病気が発覚してお盆前の仕事はキャンセルしたが、月末からの仕事は出来ればこなしてしまいたい。秋にメキシコへ行く予定だったが、こちらはキャンセルした。海外はしばらくお預けにして、国内限定にするつもりだ。海外へ行ってれば連絡を取ることも難しい。そんな状態では仕事も楽しめない。今のモモの状態であれば国内の仕事ならまだやれそうだ。

「私の留守中、少しでいいからモモの相手してやってくれる?」

今日母上に言ってみた。いつもの生活に戻ってもこの甘やかされた生活はモモには魅力的だろう。これからは度々母上のスペースに行きたがると思う。

「そんなのわかってるわよ。お刺身あるからおいで~!って連れてくるもんね~。モモちゃん。」

この二週間で、母上はモモと随分仲良くなった。モモも母上が好きらしい。私が家を空けても二人で上手くやってくれている。ありがたいことだ。

モモさん、お腹の傷もすっかり癒えたようで、触っても何も言わなくなった。私が軽く触れてもいくつかの粒々がわかる。数えたらかなりの数の腫瘍があるのだろう。元気なモモと接していると忘れそうになるが、今はあまり悲観しないようにモモと楽しく暮らさなければ。落ち込めばモモにも通じてしまうから。





2006⁄08⁄17 01:11 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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食欲


モモの食欲が凄い。自分のエサはしっかり食べたのに、人間様の夕飯の支度を始めると台所から離れない。出来たものから順番にテーブルに並べて、なんてことは不可能である。

夕飯の時に、モモの好物を味付けせずに用意するのが当たり前になりつつある。今日は鶏肉だった。行儀よくテーブルの脇にちょこんと座り、いつ自分の前に出てくるか待ち焦がれているモモが可愛い。それにしても食べすぎでないの?お嬢さん。

モモのことを考えたら、身体に良いものや免疫向上させる食べ物を考えなければならないのだろうと思う。でも私はモモが好きなモノを食べさせてあげたい。身体に悪い、とわかってるものを進んであげようとは思わないが、アイスクリームを少し舐めたからってガミガミ言うこともないだろう。今のように食いしん坊で、お転婆で、私を困らせてくれるモモと一日でも長く一緒にいたい。

モモさん、私の口元から奪おうとするほど食べたいなら食べさせてあげるよ。ちゃんとモモにも食べられるように出来る限り気を使ってね。たくさん食べて栄養つけて頑張ろうね。

明日は病院へ行く予定。そろそろ抜糸してもらえるだろうか。カラーが外れたら我が家の猫社会へも徐々に復帰しなければ。でもこれからの晩御飯は少し工夫しよう。肉や魚はみんなも大好きなのだ。週に何度かはそういう夕食もいいだろう。





2006⁄08⁄16 01:05 カテゴリー:桃色日記 comment(2) trackback(0)
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助っ人


昨日は母上が親戚の家に言って留守だった。そしてモモは過激だった。私が他の猫を世話する間、モモは一人ぼっちにされた。二階まで聞こえてくるモモの絶叫。とりあえずエサは与えたものの、後で掃除もしたいし、水も入れ替えてやらねば。うーむ、困った。自分の晩飯を食べながら、どうしたものか、と悩んでいるときに、カッキーーーーン!

「やばい!やっちまった!」

こんな時に限って、である。私の両膝、皿が割れてます。ごくたまに、これが私に悲劇をもたらす。水が溜まるのなんて怖くない。一番怖いのは欠片が関節に挟まって膝をブロックしてしまうこと。少し伸ばしても激痛で当然歩けない。脱臼の反対みたいな感じ。治し方は勢いをつけて無理やり膝を伸ばし、挟まった欠片を押し出すのみ。今回は左だから夜間診療の病院を調べて自分で運転して行くことは出来る。でもモモさんが・・・。

病院だと一応麻酔をしてくれる。ここには当然麻酔はないが、やることはわかっている。思い切り息を吸って止める。うー、出来ない。もう一回・・・。やっぱり無理。どーーーーするの?

ワンワン!ワワワーーーン!

構って欲しいと訴えるモモさん。その目を見つめてもう一度深呼吸。モモの目を見つめたまま・・・。うおりゃっ!ばきっ!しばし絶句。大きく息を吐き、呼吸を整えてから膝を動かして見る。うむ、曲る。でも二度と自力ではやりたくない(涙)しばらく膝がヘロヘロになるから油断するとすぐに同じことが起きる。うーん、なんか困ったことになってきたぞ。こんな時に限って人手不足な我が家。

「モモがモモゴンになっている。」

家人。いや、住まいは別だから連れというべきか。私は奴にメールを送った。可愛いモモのピンチに、予定より一日早くやってくる、と言う。今から支度してすぐに出る、という言葉に私はシメシメ・・・という感じであった。一時間後に到着。ピンポンの音と共に玄関に飛んでいった・・・のはモモであった。来ることを察していたのだろうか。

わんわんうわわんわんわわーーーん!

必死で何かを訴えるモモ。え?そこまで騒ぐほど寂しかったか?違うだろう。私の想像だが、元気を取り戻してカラーが邪魔でたまらない。だから年中なんとかしてくれ、と訴える。寂しいというよりは、なんとかしてよ、という気持ちではないだろうか。

「寄ってきたらとにかく首の周りを掻いてやって。」

モモをなだめてもらっている間に私は二階へ。他の猫達の要望にひとつずつ答えていき、ようやくやりたいことが出来た。下へ降りるとモモが出迎えてくれた。でも良い子にしててくれたみたいねって!こら!モモちゃん、口から甘い匂いがするよ!!!

「えへへへ。なんか気付かないうちに舐められちゃって。」

テーブルの上にはハー○ンダッツのアイスクリーム。口の周りをこれでもか、という勢いで舐めているモモさん。おーい!お前さん、ワザとじゃないでしょうね???

「足、変だよ?」

アイスを食べさせた罪をごまかすために指摘したのか?いや、確かに膝は不自然に腫れているじゃないか。そうだ、しばし湿布して固定しなくちゃならんのだ。ようやく自分の膝の世話をし、モモの頂戴攻撃を交わしながらアイスを食べて落ち着いた。今宵は連れが見たがっていたDVDの干渉でもしよう、ということになった。しかし、これもまた・・・。

「まだ寝ないの?」

モモの度重なる私への催促で連れはさっさと二階へ追いやられた。最近馴染みの布団に私が寝そべるとゴロゴロと喉を鳴らして寄ってきた。ここもモモにとって落ち着く場所なのだろう。撫でる、ちょっと寝る、なでる、ちょっと寝る。気付いたら8時を過ぎていた。次に気づいた時、モモが布団にいなかった。私が寝ていれば母上が入ってきても布団にいるモモさん。気になって辺りを見回すと起きてきた連れに、ご飯を食べるのを手伝ってもらっているモモさんがいた。

「まだ寝てていいよ。」

はいはい。遠慮なく。お言葉に甘えさせていただきます。それから2時間ほど、ゆっくり寝かせてもらった。久々に大の字に身体を伸ばして眠った。





2006⁄08⁄15 02:53 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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お腹


急遽病院へ行き、点滴を受けた。
いいえ。モモではありません。
犯人患者は私です。
ここ最近の不摂生が祟ったのか、
胃痙攣を起こしました。
あまり胃が丈夫でないから仕方ない・・・(泣)

病院から帰ってまずはニャンコ様達のお夕食。猫缶をペロリとたいらげたモモさん、まだ物足りないのか、モモ飯一式を入れているカゴを覗き込んでいる。あー、齧っちゃ駄目だってば!モモさん、ニュートリーカルのチューブをくわえて取り出し、スリスリ。今まで、子猫を育てるときや、手術を受けた子に栄養を取ってもらうために使っていた。今回もモモ用に、と用意したのだが、モモさんはチビだった頃これが大好きだった。

※退院直後のモモ
晴「ご飯食べる?」
モ「さっきチーズ少し食べたからいい。」
晴「もう少し召し上がってもよろしいかと。」
モ「いらないってば。」
晴「じゃあこれは?」
モ「・・・・・・・・ウワン♪」

ニュートリーカルを鼻先に出すとすぐにモモの鼻がヒクヒクした。そしてむくっと起き上がり、甘えた声で催促。とても効果があった。

※現在のモモ
晴「あのー、もう食欲戻ってるので必要ないかと・・・」
モ「いいのいいの。残したらもったいないでしょ。」
晴「あのー、カロリー取りすぎになりません?」
モ「今後のために栄養たっぷり蓄えておかなくちゃでしょ?」

栄養過多にならんのだろうか。そして満足したモモさん、気持ちよくなったのか、私のそばにやってきてゴロン。大の字でお腹を見せて寝そべった。だったらちょいと見せてもらおうじゃないの。

傷跡はボコボコした感じだけど赤味も引いて痛々しい感じはなくなった。気になっていた傷の少し上にあるでっぱり。そ~っとさわってみると手術して縫い合わせた跡の肉が盛り上がってるような感じで腫瘍というよりはただの肉の寄せ集めのようだ。そのもう少し上、先生が手術前に見つけたもうひとつの腫瘍を確認。それ以外にも米粒のようなブツブツはあるなあ、という気がした。手術で取らなかった乳腺も張ってるような気がする。

いいんだ。いいんだ。気にしない。いや、気にしないのではなく、現段階で出来ることはやった、あとは経過を見守る、と決めたのだから考えない。悪いほうに考えていたら残りのモモとの生活が楽しめない。モモに負担を掛けずにやってあげられることなら何でもするつもりだけど、今はまだ元気でいてくれるモモとの生活を満喫しよう。

モモの病気をきっかけに色々なサイトを回って、本当に多くの人が同じ悩みを抱えて試行錯誤していることを知った。選ぶ道は色々だけど、共通しているのは、誰もが我が子は可愛い、と思っていること。不思議な感情が芽生え、頑張っている子や頑張っているお母さんに心からエールを送ってしまう。話したこともない知らない人でも気持ちは通じるものがあるんだな。

先輩方のサイトやブログを巡って、どうやってこの病気に対処しているかを勉強させてもらっている。私はモモにどうしたいのだろう、と深く考えてしまう。でも今はこれでいい。

今を大切にしようね!
モモちゃん!





2006⁄08⁄13 00:46 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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私がモモです


195940050_41.jpg


衛星放送受信中ではありません。エサ皿を引っくり返し、上手く食べることが出来なくていじけているところです。

今日も元気なモモさん。高いところからぶら下がっていた携帯の充電器のコードにじゃれてみたり。カラーの中にカーテンが埋っても遊び続ける。なにかにじゃれたいのなら、と探してみるが我が家は生きたおもちゃがそこら中に転がっているようなもの。猫同士で遊んでいるからおもちゃなんてあるわけもなく・・・。

ティッシュをちぎってこよりを作る。小さい頃によくこれで遊ばせた。モモさん、さすがです。あなたは凄いです。昔と変らないすばしっこさで追いかける、飛びつく。

あのー、傷開いたりしません?

思わず尋ねてしまった。今日は私も母上も用事があり、9時間もケージで留守番したモモさん。さぞかしゆっくり寝たことでしょう。元気が有り余っているようです。このパソコンにも喧嘩を売っております。

195939348_124.jpg


「私がモモですが。なにか?」

いえいえ。何でもありません。
モモさん、お元気そうでなにより。





2006⁄08⁄12 01:31 カテゴリー:桃色日記 comment(2) trackback(0)
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カラーが邪魔なの


モモさん、すっかり元気を取り戻し、首のカラーが本当にうっとおしくてたまらない様子。なんとかしてくれ、と訴えてくることが増えた。

今日は外に出る必要がなかったから一日モモと一緒に過ごすつもりだった。しかし日中はケージの中でスヤスヤとお休みのモモさん。ケージの扉は開いているのに出てきやしない。つまらん・・・。

それじゃ仕事でもするかね、とモモと寝る場所にパソコンを持ち込んで作業を開始。モモからは見えないが寝ているからいいだろう、と没頭すること一時間と少し。

「わんわんわんわんっ!わんわんわわーーーーーーーん!」

大絶叫である。どうした?モモちゃん。行ってみるとケージの入り口でカラーをブンブン振り回して怒ってる。あれまー。カリカリを食べる時にカラーが皿の淵に引っかかって全部ひっくり返してしまったようだ。床も寝床もカリカリが散乱。水入れにもプカプカと。モモちゃん相当キレてました。片付けてる間もワーワー文句を言い続けてた。水を替え、エサを足してやり、食べるのを手伝ってあげてようやく静かに。ねーちゃん、ありがとう、なんて感謝の言葉は当然無く、文句を言いながら寝床に潜ってしまった。

作業に戻った。次の絶叫が聞こえて来たのは夕方になってからだった。今度は怒っている、というより甘えた声。

「どうしたの?こっちにいるよー」

ワンワン言いながら走ってきたモモ。ゴロゴロ言いながら擦り寄ってきた。目が覚めて姿が見えないから寂しかったんだね、と勝手な解釈をしてモモを撫でまくる。パソコンの前に座っている私の膝に寄りかかって落ち着いてくれた。

家の中で走り回るほど元気を取り戻し、高いところや隙間からも躊躇無く抱きかかえて救助することが出来るようになった。カラーを外したくてもがいていたときには抱き上げて高いところ見物をさせてごまかした。その時に気付いた。手術の時に見つかったという前足の付け根のしこり。確かにそれはあった。柔らかくてプヨプヨしている。これかあ・・・と少し悲しくなったが、今は考えない。考えないぞー。

夕飯、食卓にはまたもやマグロの刺身。私があまり生ものを好まないから我が家で刺身は珍しいのに。モモちゃん、良かったねえ。今日は他の猫たちにも上げることにした。刺身は食べたことがないのに反応凄すぎる。缶詰と一緒にあげたけどマグロはすぐに消えた。スプーン一杯の缶詰しかもらえないバナナ君にはみんなより少し多めに。バナナ、美味しい?と聞いてみる。一瞬顔を上げてくれたバナナの顔には、

「すっごく美味しいよ。」

と書いてあるように見えた。





2006⁄08⁄11 00:44 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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最近の我が家


brog.jpg


俺、梅太郎。最近の我が家、秩序がなってない。ボス猫のモモはオイラのカミさん。病気らしい。ねーちゃんも看病で忙しいからオイラがボス代理。今まではモモが仕切ってたから、オイラは悪い奴のお仕置きだけだったのに毎日大変さ。

ねーちゃんがご飯をくれるとき、モモが必ず一番に食べてた。モモがいないからみんなご飯もらっても、

「食べていいの?」

って、不思議そうな顔してた。誰かが先に食べるとモモはワンワン怒ってたからな。でも今は慣れてみんなが我先に、って飛びつく。そんな時に揉めることもあるからオイラは見張ってるのさ。特に食い意地のはってるイチゴとチェリオ。お人よしのミカンやジョー叔父さんのエサまで食おうとする。そんなときはオイラが頭をポコッ!ほらほら、みんな仲良くしないとねーちゃんに怒られるよ。

あ~あ。早くモモ帰って来ないかなあ。






2006⁄08⁄11 00:26 カテゴリー:梅さんは行く comment(0) trackback(0)
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一週間


先週の今頃、モモは病院で眠れない夜を過ごしていたのだろう。今のモモさん、布団で大の字になっておくつろぎ中。

今日は変則で家人が帰宅。いつもは着くと家の前に車を止めて待っているのだが、今日は車を降りて待っていた。モモに会いたいんだね。庭先から窓越しにノックをすると、母上が窓を開けてくれた。私が留守にするからケージに入れられていたモモさん、ケージ越しにご挨拶。ワンワンと大喜び。我が家で唯一の♂である家人、我が家の♀にはモテモテである。元気なモモと対面してほっとした様子。

モモの手術後、こんなに離れていたのは初めてである。母上と留守番。掃除するからケージに入れておけ、と言われ、モモが寝ている隙にケージの扉を閉めておいた。猫はあまり得意でない母上。私が帰るまえケージで留守番だろう、と思っていた。しかし帰宅してみるとモモは玄関まで出迎えに来てくれた。もちろんご立腹の様子。ワンワンと文句を言われた。

「掃除終わってからずっと出てるのよ。」

意外な言葉であった。五月蝿かった、邪魔だった、と母上にも文句を言われたが、そのわりには、

「カリカリおかわりして食べたんだよねー」

「ウン○したよねー」

「コタツと座椅子に挟まって出られなくて騒いだよねー」

部屋を見回すと、モモはケージではなく、ケージの外で缶詰をもらった様子。トイレも綺麗に片付けられていた。ちゃんと世話してくれてたんだなあ。私と家人の夕食後、首が痒いのかカラーを外そうと頑張りだしたモモ。見かねて首を一生懸命掻いてくれたのは母上だった。色々とありがとう。これだけ理解を示してもらえると、いつかやってくるモモの闘病生活も乗り切れそうな気がするよ。

さて、モモちゃん。家人が帰って猫をかぶっている。昨夜は私と母は夕食を食べる時に、食べ物をモモからガードするのに必死だった。あっちが駄目ならこっち、という具合にテーブルに上がりこもうとする。しかし今日のモモ。家人の隣にちまっとお座り。ひたすら待つ。まだオヤジが健在だった頃、夕食時になるとオヤジの隣にちょこんと座って、何かもらえるのを待っていたモモを思い出した。今日はモモが食べられるようなものが何もなかったから、猫用チーズを少しだけ砕いて用意しておいた。行儀よく食べてご満悦のモモさん。

チーズやカリカリの欠片がカラーの中に落ちると凄いことになる。頭をブンブン振り回し、挟まった欠片を振り落とすのだ。今日も頑張っていた。明日も頑張るのだろう。

抜糸は10日から二週間と言われている。傷が大きいから遅いほうがいいらしい。モモたん、あと一週間、頑張ろうね。







2006⁄08⁄10 01:02 カテゴリー:桃色日記 comment(3) trackback(0)
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病院嫌い


我が家には7匹の猫がいる。これだけいるのに4匹は病気知らずだ。多頭飼いをしていると、健康チェックは食欲の有る無しくらいしか出来ない。そんなことでは飼い主失格なのだろう、と思う今日この頃。

私は動物病院が大嫌いだった。今から10年近く前。モモが出産した子の中の一匹、スイカは病院の事故で亡くなった。去勢手術で入院したが、麻酔が失敗したから手術は来週にします、と言われて迎えに行った。♀達が発情中だったから一緒には出来ず、スイカは普段は出入りさせてもらえない今モモがいる場所、母上宅で過ごした。いつもと違う場所でスイカは楽しそうにしていた。でもその日の夜中、スイカは急変。眠れないまま朝を過ごし、朝の7時頃から病院へ電話を掛け続けた。ようやく通じ、すぐに連れて行った。

「麻酔の失敗は関係ありません。大丈夫ですよ。」

私は病院へ連れて行くことが出来たから大丈夫だ、と安心した。点滴を刺され、酸素マスクを顔につけられているスイカを見てもこれで大丈夫なんだ、と思った。落ち着いたら連絡します、という先生の言葉で帰宅。その一時間後、スイカが息を引き取ったと連絡を受けた。麻酔の失敗は関係ない、と言い続ける先生の言葉も無視して、私はその日の治療費も払わず病院を出た。その後、代金を請求されることもなかった。

私が最初に通った病院はペットショップと併設されていた。飼い始めて一週間ほどでノミと耳ダニがいることに気付き、なんとかして欲しいと何度も頼んだ。病院へ行けばショップへ、ショップへ行けば病院へ。その対応に納得できず、病院を変えた。次の病院はモモのワクチンと結膜炎に手を焼いた先生に出入り禁止にされた。そしてスイカが亡くなった病院が三件目。これをきっかけに完全に病院不振になった。家から一歩も出さないのだから、と私は猫達の予防接種も辞めて、病院へ行かずに数年が経過した。

バナナが体調を崩した。あきらかに様子がおかしい。タウンページで調べて今まで行ったことのない病院へ電話をした。1件目、もう少し様子を見てからでも大丈夫では、と言われた。2件目の病院は私の説明もろくに聞かず、

「飼い主さんが様子がおかしいと感じられるならとにかく連れてきてみてください。」

と、言ってくれた。初めて行った病院でどんな診察になるのか不安だった。見たところ特におかしなところは無さそうだ、と先生が言った。でも食いしん坊で、他の猫が嫌がるエサでも喜んで食べるバナナがエサを食べようとしなかった。絶対におかしい。私の言葉を信じて先生は更に診察を続けてくれた。

「おしっこが出てないんだ。」

複数の猫がいるから全員がきちんと排泄しているかどうかまで気付いてやれなかった。先生にそういう素振りがあったか聞かれても私は答えられなかった。病院はすぐに臨時休診となり、バナナの処置が始まった。麻酔を使用したためにその日は退院出来なかったが、翌日には退院できた。尿道に詰まった石を取るだけで、手術はしなくて済んだ。しかし翌年に再発。この時はバナナの素振りで再発してると気付いて朝のうちに連絡をしたのだが、緊急手術が入っているから午後の診察時間に連れて来るように、と言われた。あと半日くらいなら大丈夫ですから、とも。でもバナナはその半日で膨れた膀胱が破けてしまい、手術することになってしまった。思い切って手術をしたのが良かったのか、その後再発はしていない。

この病院ではミカンの風邪と子宮蓄膿症でもお世話になった。毎回、助けられている病院に感謝している。でも先生が一人、奥さんが助手。手一杯なことも多く、聞きたいことがあって電話をしても手術中で繋がらないこともあった。療法食を買いに行っても休診だったり、それが数日続くこともあった。ウメの様子がおかしいかも、でも病院は19時まで。だから夜間診療専門の病院へ行った。幸い、ウメは病気でもなんでもなかったのだが、私はもう少し心に余裕の持てる病院がないか、と思っていた。いくら私が病院を嫌っても、猫たちが歳を取ってきたのだからお世話にならないわけにはいかない。それなら安心して通える病院を、と思うようになった。

今回、モモの病気をきっかけに、家から一番近い病院へ行ってみた。まだ3年ほど前に出来たばかり。今はそこへお世話になったことを良かったと思っている。先生が多いこと、診察時間は21時までだけど、連絡すれば24時までは診察が受けられる。そのことに引かれて何の気なしに行ってみたけど、対応は満足だ。聞きたいことがあって電話をしてもすぐに先生が出てくれる。そしてどの先生も飼い主の立場にたって考えてくれることがありがたかった。私が動物病院不振になっていることさえ、きちんと受け止め、私の不安を解消出来るように努力する、と言ってくれた。

モモの病気はつらいことだけど、まだ他に6匹の猫がいる私にはモモの病気をきっかけにこの病院を知ったことは良かったと思う。先生の「こんなに元気なんだから手術してあげたい。」という言葉を信じてよかったと思っている。手術を終え、退院してから今日まで、私は今までにないほどモモと一緒の時間を過ごしている。手術後の痛みや不安を抱えたモモは私を頼ってくれた。元気を取り戻して今は、前の何倍も甘えてくる。この時間を持てただけでも私は手術したことを後悔しないだろう。今は猫と接する時間の90%はモモに使っている。抜糸が終わり、モモが無事に我が家の猫社会へ復帰したら他の子のケアも考えなくては。

「モモちゃんのように元気なうちに、が大事ですよ。他の子も是非一度連れてきてください。」

そう言ってくれる病院に頼ってみよう。





2006⁄08⁄09 23:48 カテゴリー:猫の病気 comment(0) trackback(0)
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すってんころりん


昨夜、なかなか寝付けず本を読んでいた。ソファの足元に布団を敷いているが、モモはソファの上にいた。むくっとモモが起き上がり、毛づくろいを始めた。カラーをしているから出来るはずはなく、虚しくカラーの内側をなめているだけ。それでも身体が動くようになってきて尻尾や足先などは毛づくろいできるようになった。せっせと一生懸命綺麗にしている。しなやかな身体、いつもよりくねっている。カラーの分、いつもより余計にくねっている。そしてバランスを崩した。

すってんころりん!

私の上に転がり落ちてきた。その後ワンワンワンワン文句を言いまくる。はいはい、出来なかったんだね、手伝ってあげるから。モモを撫で回すこと5分。モモは布団の上で気持ち良さそうに伸びた。よく伸びていた。いつもよりもよく伸びていた。更にピーン、と伸びたとき、またもや。

すってんころりん!

今度は布団とソファの間の隙間に仰向けに挟まった。今度もワンワン鳴きまくる。はいはい、起きれないんだね。マヌケな行為が多いのは元からだ。そして私が大好きなモモの一面である。

元気も食欲も取り戻し、心配はあとひとつだけ。モモは退院したその日の夜、大量のオシッコと下痢をした。それ以来ウン○をしていない。もう5日になる。二日前からほぼいつも通りに食べるようになっていたから心配で仕方がなかった。起きたらウン○がありますように、帰ったらウン○がありますように、毎日毎時間毎分願っていた。しかし5日が経過してしまった。もう限界だ、と病院へ連絡。

「うーん。ウン○はそれほど心配しなくていいと思いますよ。」

食欲も戻ってきたなら大丈夫。食べているのにあと2~3日出ないとか、食べなくなってきたと思ったら連れくるように、と言われた。そして傷の具合を聞かれ、縫合が複雑で凸凹してるから水が溜まってるかどうかはわからない。帰って来た時のような傷口の腫れや赤みは無くなった、と説明するとその様子なら平気でしょう、と言われた。モモを無視して電話で話をしている間にも、モモは私の足元でワンワンワンワン叫んでいた。

「可愛い声・・・出るんですねえ。」

はあ。あんな声ばっかりじゃないんですよ。先生が抜糸の予定を確認してくれている間に、モモがトイレに入っていった。む?へっぴり腰じゃないぞ!中腰だ!あれはウン○の構え!先生が電話口に戻ってきた頃、
私は言った。

「出ました!」

病院に連れて行かれちゃかなわない、と思ったのだろうか。これで当面の心配事は無くなった。安心してご飯も食べさせてあげられる。

今日の夕飯、私と母上は刺身だった。刺身が盛られた皿の脇の小皿に、小さく刻んだマグロの赤身が乗っていた。母上がモモ用に準備したのだろう。何も言うまい。元気なうちに食べさせてあげたい、という母上の気持ちが痛いほどわかるから。モモが喜ぶならそれでいい。





2006⁄08⁄09 01:06 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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フラフラ~っと


うーむ。なんかフラフラする。風邪はまだ治りきっていないが、寝不足のせいだろう。元々不規則な私の睡眠だが、最近はそれに拍車が掛かっている。夜中に元気なお嬢さんに付き合っているからだ。もう何日まともに眠ってないのかわからん・・・。でも私はモモと約束した。手術頑張ったらみんなのところへ戻るまで一生懸命付き合うよ、と。だから頑張る。ねーちゃんは強いから平気だよ。どんどん我がままいいなさい。

夜中にワンワン。様子を見に行くとケージにつっかえていた。はいはい、中に入りたいんだね。手伝って布団に戻った。すぐにまたワンワン。はいはい、エサ食べられないから手伝うんだね。ワンワン、水が飲めないの。ワンワン、これが邪魔なの。ワンワン、撫でて欲しいの。一日に何度ワンワン言われているだろう。

今日は母に付き合って買い物に出た。モモはケージで留守番。出先でのんびりするつもりだったが、まだモモが気になって仕方がない。さっさと自分の用事を済ませたが、母は超のんびりムード。黙って威圧。何度も帰ろうオーラを出した。ようやく母上が腰を上げた。およそ4時間の留守番。ケージの中だから心配はないが、車へ乗るまで、車を降りてから、とどうしても早歩きになる。玄関を開けて真っ直ぐモモがいるリビングへ。

「ワンワン!ワンワーン!」

元気である。ケージの中にはカリカリが散乱していた。カラーが邪魔で上手く食べられなかったんだね。手伝ってあげるよ、と皿を持つとすぐに顔を突っ込んできた。しかし食べながらもワンワンと文句を言い続ける。小走りでリビングを動き回り、ケージに飛び乗る、玄関飛び降りる、椅子に乗る。モモの行動範囲、一気に広がってるじゃないですか。モモと追いかけっこ状態だ。抱いて高いところから降ろす。ついでにお腹の傷口のチェック。腫れはすっかり引いて、だんだん綺麗になってきたねー、でもお腹の傷がくっつかなくなるから辞めなさい、と言って高いところへの飛び乗り、飛び降りは極力避ける。猫用チーズをちぎって与え、更にまたたび付きの爪とぎ板も与え、ようやく大人しくなってくれた。

夕食の時、モモがテーブル近くに来た。私の食べているものにまで鼻をひくひくさせるようになった。今まで人間の食べ物を与えたことはなく、私は食べさせるつもりはなかった。しかし母上がまだ醤油の掛かっていない私の魚を箸で切り分け、モモにほぐして与えた。味はなくても脂が多いから、とか、クセになるからやめて、とか、言いたいことはいろいろあった。

「長く生きられないなら食べたいもの食べようね。」

母のその言葉を聞いた後では何も言えなかった。つい最近、私が思ったことと同じだったからだ。モモの子でもあるバナナは尿路疾患を持っているために療法食を与えている。ドライフードとウェットの両方を与えていた。しかし最近になってウェットは辞めたのだ。口をつけないからだ。

「療法食以外は一粒、一切れでも他のものは与えないように。」

と、前に行っていた病院で言われていた。多頭飼いの我が家で完全に食事を分けるのは困難で、バナナはエサが出ている日中はみんなと隔離されている。夜になって皆のいる部屋に戻ると、一粒のエサを必死になって捜し求める。みんなの食べているものを何故自分が食べられないのか理解出来ない。療法食のドライフードだって口をつける程度でよく食べる、ということはない。

必死になってエサを探し、やっと見つけた一粒を大事に食べる。予防のためとはいえ、その姿は切なくなる。モモの病気がわかった日の夕食で、バナナのエサを用意しながら決心した。私はウェットタイプのエサをやめ、スプーン一杯ほどの皆と同じ猫缶をバナナに与えたのだ。エサには興味を示さないバナナがすぐに寄ってきた。ほんの少しだが自分に与えられたエサを大事に食べた。今はたったそれだけでも夕飯だとわかるとバナナは皿に飛びついて来る。再発したらつらいのはバナナだ。その確率がどれくらいあるのかわからない。でも夕飯を楽しみにしているバナナの顔を見ると、そんな心配は吹っ飛ぶ。

今夜、初めてもらう魚をモモがすごく嬉しそうに食べていた。皆と同じ猫缶スプーン一杯をもらうバナナも幸せそうだった。この子たちの寿命にどれくらい影響するのかわからないが、10歳のバナナ、13歳のモモ。これで楽しみがひとつ増えるなら、と思わずにはいられない。心の中に葛藤はある。飼い主の勝手な思い込みで彼らの寿命を縮めることになるのかもしれないのだから。でも彼らの満足気な顔が気のせいでないことはわかる。この子たちと過ごせる残りの時間、少しでも多くそういう顔を見たい、と思う。

今のモモさん。私の布団を真っ二つに遮断するように横たわってスヤスヤと寝ている。ねーちゃん、どうやって寝たらいいのさ。





2006⁄08⁄08 00:52 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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留守番


昨日は心配になるほど寝ていたモモだが、やはりやっと落ち着いて休めたのだろうか。夜中は元気に歩き回って、またもや一晩中付き合った。ウトウトした頃にモモが寄ってきてカポッと私の顔にカラーをかぶせるようにして鼻をかじる。ソファの足元にやっと布団を敷いている私に、ソファの上からちょっかいを出したり。はいはい。付き合いますよ。約束したもんねー。

そして朝から食欲もあって、いい感じのモモさん。私がやっとウトウトしたころに起きてきた母に、食べられないから手伝ってくれ、とアピールしてカリカリを食べさせてもらったらしい。水まで飲ませてもらったとか。カラーが邪魔になって皿に上手く顔を近づけられないのだ。

元気なモモに感謝しつつ、今日の午後はちょいと留守番をしてもらうことにした。母上、カオゴン、私と三人でお出かけである。2時間ほど一人ぼっちになってもらった。帰宅してリビングのドアを開けると、

「わんわーん!わんわんわわーーーん!

怒ってらっしゃる。私が外出から帰ると文句を言う。これこそ本当のモモである。犬じゃないんだからニャーと言え、と思うのだがモモの鳴き声は甲高いワンワン、なのだ。ケージから出すと私の後ろをついて回って文句を言っている。いつも以上のご立腹。

「病み上がりのモモを一人にしたわね!」

モモの言い分か。でもカリカリが減っている。ちゃんと食べてるやんけ。水を替え、カリカリを足して上げた。フゴフゴいいながらまた食べて、やっと落ち着いた。

退院後、エサはちゃんと口をつけていたが、摂取量は少なかった。しかし今日は食べている、という感じ。ほぼモモの普段の量を食べてるから昨日の睡眠が良かったのかもしれない。行動範囲もいっきに広がってきた。ソファには飛び乗れるようになったし、テーブルを覗き込む仕草もする。お腹の傷も痛まなくなったのか、平気で私の腕や足にお腹を乗せて休む。

夜にはまたケージの中でリラックス。これなら今夜はケージで寝てくれるかもしれない、と思った。11時過ぎになって、2階で他の猫達の世話をしていた。ついでにちょっと仕事も、なんて感じで。しかし母から内線。

「モモ、五月蝿い。」

片づけを終えて下に降りると、モモがワンワンいいながら廊下を歩き回っている。私が出てくると駆け寄ってきて脚にネコパンチをくらった。カオゴンに寝場所を乗っ取られるので、母上はカオゴンがいるとリビング続きの客間で就寝。ドカドカと入り込んできたモモが馬乗りになってワンワン言ったそうだ。私は最近の寝場所に布団を敷き、まだ文句を言っているモモを呼んだ。フガフガいいながらもモモは寄ってきて、さんざん撫でさせ、踏み踏みしてようやく落ち着いてくれた。

今夜もリビングの隅っこが私の寝場所である。







2006⁄08⁄07 00:48 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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ジョーダン


我が家の最初の猫はチンチラシルバーのジョー。先日14歳になった。猫を飼うと決めてから、外を歩く時に捨て猫はいないか、と注意するようになった。しかし当時は都内で暮らしていたため、捨て猫に遭遇することはなかった。本屋でまだ猫もいないのに猫の飼い方マニュアルを買おうと物色していたときに、猫のカタログというものを見つけ、一緒に購入した。ペルシャネコとシャムネコ、漫画で読んだアメリカンショートヘアくらいしか知らなかった私には衝撃だった。

カタログの中で惚れた猫はバーマン、ラグドールという2種類。足袋を履いたような足元がたまらなく可愛かった。色合いも好きだった。しかしどちらもペットショップでお目にかかれるような種類ではなかった。血統書を持つ品種を飼ったことのなかった私には知識も乏しく、見つける手段に行き詰まり、途方にくれていた。

ふと立ち寄ったペットショップ。可愛い子猫がたくさんいた。可愛いでしょ?とアピールする子猫たちを見ているだけで幸せだった。ペットショップの人はバーマンもラグドールもヒマラヤンと変わらないですよ、とおっしゃる。が、どう見ても潰れ顔のヒマラヤンが似ているとは思えなかった。うーん・・・なんか違う、と私が考え込んでいるときに、積極的な子猫たちの隅っこに愛想の良くない子猫がいた。綺麗な顔立ちなのに、怖がっているのか、ケージの隅っこでうずくまっている。顔を覗き込むとじっと見つめ返された。

「吸い込まれる・・・」

チンチラシルバーの男の子。ペルシャ系の中ではブス顔に分類されるが、キュートな整った顔立ちだった。その後ペットショップのどこをウロウロしてもその子の視線を感じた。

ペットショップを後にした私の手にはチンチラのチビが入ったダンボール製のキャリーバッグと、子猫育児用品一式が収まっていた。私の心はわくわくしていた。バーマンでもラグドールでもないけど、このビー玉のような目に本当に吸い込まれてしまったのだ。

最初の一日、ソファの後ろにうずくまって一日を過ごされた。二日目は耳くらいは見せてくれた。三日目は時々顔を出してこっちを見ていることがあったが目が合うと引っ込んだ。トイレとエサの時以外、ジョーの全身を見るのは難しかった。用が済むとマッハでソファの後ろに隠れるのだ。しかし焦らずに慣れてくれるのを待った。四日目の夜中、ふと目を覚ますとベッドの下にいた。目が合うとダッシュで逃げた。五日目、買い物から戻ってくると玄関近くでウロウロするジョーを発見。その頃からエサとトイレ以外でも時々部屋を探索するところを見かけた。

ジョーが家に来て一週間目の夜。ベッドの下にいる気配を感じたが気付かないふりをした。少ししてジョーがベッドに飛び乗り、しばらく考え込んでいたが、私の頭を枕にして横たわった。ようやく信用してもらえたのだ。

こんな感じだったからジョーの名前は一週間以上決まらずにいた。当時私がはまっていたNBA、主役のマイケルジョーダンをテレビで見ていて、

「いい名前考えるからね。ジョーダンみたいに格好よくなるんだよ。」

私は仮の名前のつもりで時々ジョーダン、と呼んでいた。テレビ観戦に夢中になってジョーダンの名前を口にするとやってくるチビ猫。しまった・・・、と気付いたときには遅かった。名づける前に覚えられてしまった。

マイケル・ジョーダン。ジョーと呼ばれ、今もビー球のような目で私を魅了してくれている。





2006⁄08⁄07 00:32 カテゴリー:ジョーダンじゃないよ comment(0) trackback(0)
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ケージ


昨夜は母上にお許しをもらい、布団を一組拝借した。母上は特に猫好きなわけでもなく、なにかにつけて「猫毛が・・・」とぶつぶつ言うのだが、座布団の上で寝ている私が哀れに思えたようだ。モモのスペースが狭くなるのが心配だったが、モモは布団の上を陣取り、満足そうだった。昨夜も甘え放題のモモに振り回されて寝不足だが、嬉しいことだ。

そして今朝。私はモモのケージを組み立てた。今日は母上宅に別の怪獣、カオゴンが帰ってくるからだ。我が家は多頭飼いなのでケージは3つほどあるが、病気療養の子は一階で妹のワンコが帰ったときに使うケージを借りている。しかしカラーをしたままのモモにはこのケージでは何も出来ない。トイレにはつっかえ、エサには届かず。私はもう一回り大きなケージにしたいなあ、と心の中だけで思っていた。母上宅にそんなもの置かせてもらえないだろう・・・と。しかし母が言った。

「大きいのにしてあげたら?ウチはみんな年寄りなんだからこれから度々こういうこともあるでしょ。」

ありがとう。オカン改め、母上殿。私はその言葉に甘えて大きいケージを買ったのだ。このケージ、中型犬用である。猫は上から飛び出てしまうからネットで蓋をした。広さ充分、これならトイレも寝床も広々だ。トレーをセットするとすぐにモモが寄ってきて、トレーに乗った。寝そべってすでに気持ち良さそうである。だんだんケージが組み立てられていくというのに、全く移動する気はないようだ。全部出来上がった頃にはケージに入れた夏用ベッドの中でくつろいでいた。

カオゴンと鉢合わせしないように入り口を閉めておくつもりだったが、開けっ放しにもかかわらずモモはそこからほとんど出てこなかった。これなら留守番もこの中でさせられるだろう。24時間ついていてあげたいのはやまやまだが、そろそろそうもいかなくなる。カラーが外れるまでは目を離すのが心配だからケージに入ってもらうしかない。この様子なら不満は無さそうだ。

気に入ってくれたようなので私は布を半分掛けて薄暗くしてやった。ベッドの中でモモは丸くなったり、ふちに頭を乗せたり、とてもくつろいだ様子で寝ていた。カラーを外に出して仰向けに寝そべったとき、お腹の傷が丸見えになった。お腹周辺はいじらないように、と言われていたから初めて傷をまじまじと見た。傷跡からモモの手術がとても大変だったことを実感した。

モモはよく寝た。寝すぎで心配になるくらい。時々出てきてもすぐに戻って寝る。しかし出てくるとエサに口をつけ、部屋を一周して戻る。元気がないわけじゃないのだろうけど。

「手術後なんてそんなものよ。心配しすぎ。」

と、手術経験のある母上に言われた。10時過ぎになってケージから出てきたモモ。猫たちの夕食はほんの少しだが缶詰をオヤツ代わりに与えている。モモの分も残してあった。冷蔵庫からエサを取り出し、冷え冷えは与えたくないからレンジで5秒チン。熱すぎないか確かめていると、モモが台所にやってきた。しかも目がキラキラしてるかも?!

「食べる?」

と尋ねてみたり。だがモモは、後ろ足で立ち上がって皿を覗き込もうとした。いつもよりやや少なめではあるが、ほとんど完食してくれてほっとした。夜もケージで寝るなら母に頼んで私は自分の寝室で寝るつもりだった。他の猫に怒られそうだから。しかし食後のモモはここ二晩私と一緒に寝たリビングの隅っこにいる。

「待ってるんじゃないの?」

はいはい。他のにゃんこに謝って参ります・・・。

今のモモは昼間の分も取り戻すかのように、ゴロゴロと甘えた攻撃をしている。そして今朝までは飛び乗れなかったソファに私の枕を踏み台にして上がり、パソコンをいじっている私を眺めている。日中は留守にすることが多いから普段のモモの様子はわからないが、夜行性の猫なのだから昼間はほっといてよ、という態度も普通なのかもしれない。過剰な心配はよくないとわかっていても細かいところまで気にしてしまうが。

モモの気性から「薬は無理ですよねえ。出さないでおきましょう。」と先生に言われたが、一応挑戦するので、と抗生物質をもらった。初日、スプーン一杯のヨーグルトに混ぜて成功。だがその後は一度も成功していない・・・。





2006⁄08⁄06 00:49 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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退院後のモモ


昨夜、モモがうずくまっているリビングの隅っこに、私は座布団を並べて横になった。布団をしくとモモの寝る場所をうばってしまう。モモは嫌がる様子もなくじっとしていた。そしてすぐに、起き上がって私のそばにやってきた。喉をゴロゴロと鳴らし、小さく鳴く。これは普段のモモと同じだった。私がベッドに入るとそうやって枕元に寄ってくる。

私は嬉しくなってモモを何度も撫でた。冬になったら使おうと買っておいた肌触りのよい毛布を出し、モモが使えるように私の座布団の隣に並べてみた。モモは撫でられて満足すると、毛布に乗って足を踏み踏みし始めた。これも普段の行動。そしてお腹を乗せ、うずくまった。

安心したのか、だんだん体勢もリラックスさせ、気持ち良さそうに身体を伸ばすようにもなった。少し休んでは起きて撫でて欲しいと言う。私は何度でも付き合った。少し元気も取り戻したのか、毛布を降りて歩き回って、カリカリカリカリ・・・という音が聞こえてきた。エサに口をつけていた。戻ってくると今度は私の胸の上に上がってきた。

すると今度は・・・

取る取るコレ取る!取る取るコレ邪魔!

と、カラーと格闘を始めた。ちょっとした行動が嬉しくてたまらなかった。我慢してね、と声を掛けながら首の周りを掻いてやる。すると落ち着いて横になる。

しかし夜中にこれを何度も繰り返すことになり、私が今何時?と時計を見た頃には朝の7時だった。オカンが起きてきたとき、モモは私の隣で横たわり、気持ち良さそうに寝ていたとか。

そんな感じで目に見えてモモは元気になっていく。まだ食欲は戻らないが、それでも食べる量が少ないだけでエサにはちゃんと口をつける。いつも以上に甘えてくるのが可愛い。身体の動きも少しずつしなやかになってきて、昨日とは随分違った。リビングの隅っこより、人のいる場所を好むようになって、私がいる場所の近くで寝る。寝姿も今日はリラックスしているのがわかった。

モモは元気だ。つらい手術を終えたばかりなのに、いつもの愛嬌を取り戻しつつある。凄く幸せだ。





2006⁄08⁄05 00:43 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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退院


もう退院である。手術が終わって24時間でモモは帰宅した。

先生に言われていた通り、お昼頃電話をする。

「えーとですねー、まあ傷口が腫れているのは終わったばかりなので仕方がないんですけど、ここにいても抗生物質も投与させてもらえないし、何よりもずっと怒ってるのは身体に悪いんですよねー。」

先生がおっしゃるには、麻酔が覚めてから今の今まで、先生を含めて誰一人、モモが寝ている、食べている、休んでいるところを見ていない、とのこと。いつでも戦闘OKの態勢で目があった人にはうなり声をあげて威嚇、ケージを覗く人にはケージ越しで攻撃・・・。

「今は術後の経過を見たいだけなので、これなら自宅のほうが様子わかりますよねえ。退院、ということにしましょう。」

モモは予定より早く退院となった。夕方、病院へ迎えに行った。受付をしているときに、奥のほうから不気味な声。

「あのー、もしかしてあれ・・・」

受付のお姉さん、笑顔で言った。

「はい。モモちゃんです。」

「ずっとあんな感じで?」

「そうですよー。元気ですね!」

はあ。恥ずかしい。

診察室に呼ばれて、まずはレントゲンと血液検査の結果。レントゲンではもしかすると腎臓が少し大きいかも、という程度で他に異変は見つからなかった。肺に関しては今は全く問題ないとのこと。そして血液検査に関しては、

「超健康優良児ですよ。どっこも問題ありません。」

先生の太鼓判をもらった。

「今は大丈夫って思っていいんですよね?」

「ええ。今は大丈夫です。」

私はそれで充分だった。先生はリンパ節付近に腫瘍があることからやはり長くは生きられないと思う、と言った。それでも今はまだ大丈夫、もう少しだけ元気なモモと一緒にいられる。私は満足だった。早く気付いてやれば良かった、手術なんてさせてよかったのか、そういう後悔を取り戻せる時間をもらえたのだから。

病院を出て車に乗り込んだらモモのうなり声は収まった。家に帰ってどうなるか心配だったからキャリーに入れたまま部屋の真ん中に置いた。まだ我が家の猫社会に復帰は出来ないから、オカンに頼んで母上宅で経過を見させてもらうことにした。二世帯住宅はこういう時に便利だ。

私はモモが出たがるまでキャリーをあけずに置くつもりだったが、すぐに中からガコン!バコ!という音が聞こえ出した。上部の蓋を開けるとよっこらしょ、という感じで自分から出てきた。びっこを引いたり、少しの段差も上がれない様子だ。それでも部屋の中をウロウロし始めた。
機嫌はあまりよくない。でも怒ってるわけでもない。いじけている、という感じだろうか。カラーのせいで首の周りがうっとおしいのか、その辺を撫でると気持ち良さそうにする。でもいつものようにゴロゴロは言ってくれなかった。

まだエサを食べていない、というからエサを用意してみた。見向きもしない。海苔を出してみた。これまた無視。しかし昼食抜きだった私が小腹が空いて食べ始めたチーズに反応。

「ふっふっふ。想定内だよ。モモちゃん。」

私はモモ用に猫用チーズを用意してあったのだ。モモは少しだがチーズを食べてくれた。まあいい。

ずっとリビングの奥の薄暗いところにうずくまっていたが、だんだん人が恋しくなってきて近くに寄ってくるようになった。夜にはカリカリも食べてくれた。トイレ、水、エサ、と一通り猫らしいことを済ませると、またリビングの奥に移動した。しかし先程とは違う。今度はゴロンと転がって爆睡だ。

先程少し起き出して、モモが近寄ってきた。今度は触る前からゴロゴロ言っている。満足するとまたリビングの奥に戻って今もまた熟睡。

よく頑張ったね。
モモ、ありがとう。
とにかく今はゆっくり休もうね。





2006⁄08⁄04 01:13 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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手術


いよいよ来てしまった手術当日。昨晩は胃が痛くて食べることも出来ず、夜もほとんど眠れなかった。だがモモは食欲旺盛、爆睡。これなら大丈夫かな、と思いながらモモと一緒に朝を迎えた。

キャリーバッグを取り出すと、モモが逃げ出した。何かを感じ取っているのだろうか。ごまかしながらモモを捕まえ、モモが大好きだったオヤジの仏壇に頑張って来るよ、と声を掛けて家を出た。診察室で体重測定すると、先週より140グラム増えていた。

「昨夜9時以降食べてませんよね?」

もちろん食べていない。しかしここ数日、モモの食欲は凄かった。

「モモちゃん、病人には見えないねえ。」と先生のお言葉。

今日のモモはさっさと診察台を飛び降り、探検を始めてしまった。あれれ、様子が違うね、わかっちゃったのかな?と先生に言われ、ここに来るのを嫌がっていたことを話した。もう一度手術の説明を聞き、私なりに覚悟は出来ているのでよろしくお願いします、と先生に言った。

「インターネットで検索すると、つらいことばかり見つかると思うけど、悪い部分だけ取ったらそこからまた数年生きられた、なんてこともあるんですよ。ガンと共存している子だっていますからね。」

病院を変えて良かった、と心から思った。前の先生は常に最悪の状態を覚悟するように言う人だった。それが悪いとは思わない。でも精神的負担は大きくなる。

「モモ、頑張ってね。」と私が声を掛けると、「頑張れるよね。モモちゃん元気だからね。」と言ってくれる優しさが有難かった。

これからいくつか検査をして2時頃から手術予定です、途中で連絡することがあるかもしれないので10時から4時くらいまでは連絡つくようにして置いてください、と言われ、私は病院を出た。

「先週も言いましたが、モモは穏やかに見えますが、身の危険を感じると豹変することがあるので・・・」

最後にその言葉を付け加えるのは忘れなかった。

そろそろ始まったかな?と胃が痛くなりかけた頃に病院から電話が来た。今、麻酔が効いている状態で毛を刈ってみたら他にも腫瘍が見つかった、と言われた。最初予定していた部分は優先的に切除するが、他の部分はどうしますか?という話だった。新たに見つかった場所は前足の付け根当たり。リンパ節まで一緒に切除することになる、とのこと。私はそれほど迷わずに、放置してくれていい、と答えた。ここに出来ていれば、例え切除をしても転移は免れない、それなら傷を広げることはない、と思ったのだ。先生も同じ意見だった。私はそこまで腫瘍が出来ていたというショックより、今現在、臓器への転移は見られない、ということのほうが嬉しかった。モモと一緒に過ごせる時間が少し増えたのだから。

自分がビクビクしながらモモと接することが嫌だった。あと少しだったとしても、まだ安心してモモと接することが出来るならそれでいい。もっと早く気付いてやれたらよかった、手術してよかったのだろうか、そういう後悔を取り戻し、モモを目一杯可愛がって病気と一緒に闘える時間をもらえたのだ。だからこれでいい。

その電話の最後に先生がそっと言った。

「いやー。飼い主さん、さすがですね。豹変しましたよ。麻酔するのに一苦労でした。」

ごめんなさい・・・。

次の電話は4時頃だった。

「モモちゃん、無事に終わってもう麻酔も覚めてますよ。」

あー、これでいい。これでよかったんだ。心からほっとした。痛くて怖い想いをさせてしまったけど、それはこれから取り戻す。まだモモと一緒にいられるんだから充分だ。先生に心からお礼を言った。

当初、入院は最低3日くらい、と言われていた。縫合が複雑になるからそれくらいは様子を見たい、ということだった。しかし先生はおっしゃった。

「あの性格なので、病院にいるほうが悪影響かもしれません。こんなに怒っていたらエサも食べないでしょう。」

麻酔から覚めてきたモモは、様子を見に近寄る看護士さん、先生に向かってすでにうなり声をあげているとのこと。元気良すぎですってば。場合によっては明日退院もあり得る、と言われ、明日の昼頃に電話することになった。

具体的な腫瘍の状態は向き合うのが怖くてここにも書けずにいた。モモの腫瘍は私が卵のようなもの、と感じるくらいの大きさだった。鶏卵よりは小さいが鶉よりは大きい。この大きさの腫瘍だと余命は半年程度といわれている。でも例え半年だったとしても、弱っていくだけの半年と、多少でも元気でいられる時間を含めた半年は大きく違うと思う。まだ何かモモのためにしてやれることもあるかもしれないのだ。そして運が良いことに、モモはこの大きさの腫瘍でもまだ臓器への転移はなかったのだ。先生もそこは驚いていた。病理検査の結果が出ればまた喜んでもいられない状態になるかもしれない。でも現実を受け止めた今の私なら乗り越えられそうだ。

モモの退院は楽しみだ。でも今後の通院はおそらく毎回豹変するだろう。そのほうが怖い・・・。








2006⁄08⁄03 01:06 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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フルーティーズ誕生の日


ただいま闘病中のモモは出産経験ありなのだ。我が家のフルーティーズはモモの子である。ラグドールはそれほど多い品種ではないのか、出産前から予約が入ったりしていた。いよいよご懐妊、という頃には10件近い予約。

当時お世話になっていた病院で事前に話を聞き、モモが産みやすいように環境を整えていった。猫たちが過ごす部屋には押し入れもなく、どうしたものか?と迷った挙句に私が思いついたのは本棚。本棚の一番下は両開きの戸がついている。戸棚を外せば広さも充分だ。この扉を片方だけ開けっぱなしにしておけばモモが出入りも出来る。

モモは私が用意した産室をとても気に入り、だんだんその中で過ごす時間が長くなってきた。そして今日?明日?という頃にはほとんど丸一日をその中で過ごしていた。

夕飯を食しに来たモモさん、息が上がってる。来た!いよいよなんだ!と私は緊張した。病院の先生から、モモは野性味の強い子だから一人でお産出来る、飼い主は覗いたり手を出したりしないほうが上手く行くと思う、と言われていた。

私は気になった。とても気になった。しかし、モモは本棚に近づくネコにはシャーシャー言ってる。ついには私にまで・・・。そうか、そうだね。一人で出来るんだよね。私は名残惜しかったが自分の寝室にこもった。屋根裏にある私の寝室までモモが、他のネコを追っ払っている声が聞こえてくる。

「大丈夫なのか?ちゃんと産めるのか?」

気になって仕方がなかった。寝る前にもう一度様子を、と思ったが足音を聞いただけですごまれてしまった。

「ごめんなさい。頑張ってください。」

私はそう言って自分の寝室に戻った。なかなか眠れず、モモの様子もちゃんとわからないまま数時間が過ぎた。私はウトウトしていたのだろう。突然聞いたことのない声が耳に入り、目を覚ました。目を開けるとモモが私のベッドの上で何かをくわえてブンブンと振り回している。鳴き声の正体はそれだった。やばい!と思って、私はモモの口から肌色の物体をもぎ取った。子猫だった。モモは興奮状態で、ベッドの上で今まで聞いたことがないような声で鳴き始めた。子猫が心配で私は枕元にあったタオルでその子を包んだ。

タオルの中で鳴いている。今のところ大丈夫そうだ、と思って子猫をタオルに包んだまま下へ降りた。産室にしていた本棚から産箱を取り出し、今度はモモを連れて来ようと、バスタオルを取りに言った。しかし陣痛中にも関わらず、モモはハシゴを駆け下りてきた。

「わかってる。ちゃんといるから。わかってるから。」

私はそんな感じの言葉を何度も言っていた。モモは私が見ている目の前で産箱におさまった。リビングのど真ん中、他のネコ達も回りに集まっている。それでも先程よりは落ち着いている。しかし子猫におっぱいをあげようとはしない。まだ興奮状態だった。念のためにと準備していた猫用のミルクを作ってスポイトで子猫に飲ませた。

「なんとかしてこの子を助けないと。」

私は必死だった。私のベッドからリビングへ落ち着くまでの間に私は目には入れたくないものを見ていた。私の寝室の入り口付近に羊膜に包まれたままの胎児、ハシゴの下にも。そして産箱の置いてあった本棚近くにも。すでに3匹のネコがちゃんと産まれてないことを知っていた。先生に言われた言葉を信じて、極力関わらないようにしてきた自分を恨んだが、なにがなんでもこの一匹だけは助けなくては、とその時は必死だった。

それから数時間、私はリビングの床に座り込んだまま過ごした。モモは産箱から出ようとしなかった。先生から洋猫だから3~4匹でしょう、と言われていた。胎児をレントゲンで確認しますか?と言われたとき、お産へ影響はないのか?と心配になり断ってしまった自分も恨んでいたが、最後の一匹が助かって少しだけほっとしていた。すっかり落ち着きを取り戻したモモは、まだ子猫におっぱいをあげようとはしないが、子猫がそばにいても気にしない様子だった。今のうちに、と私はモモと他の猫達のエサを準備しに台所へ行った。戻ってくるとやはり体力を消耗して腹が減ったのか、モモは産箱を飛び出してきた。モモがいなくなった箱の中を見て私は仰天した。

「ぎょえーーー!」

と声をも出していた。モモがいなくなった箱の中には、小さい肌色の物体がモゴモゴ動いていた。一匹増えている。ほんの5分くらいの間にモモはもう一匹産んだと言うのか?!でも2匹の命が助かって私は嬉しくなった。2匹目をきちんと出産してモモは本当に落ち着き、ちゃんと産箱に戻って2匹におっぱいを与えてくれた。ほっとした。

早朝から騒がしかった我が家に母親が尋ねてきた。出産の経緯を話し、二匹は助かったことをオカンも喜んでいた。

「モモちゃん、えらいねー。お母さんになったんだねー。」

と、オカンがモモの身体を撫でているとモモが起き上がった。お腹にぶら下がっていた子猫たちは放り出されてピーピー言っている。オカンに文句を言われてもモモはお構いなしだ。が、しかし。モモは満足するとちゃんと横たわった・・・かのように見えたが、違った。子猫が増えていた。

「えー?3匹???」

無事に産まれなかった子も含めると6匹。大家族だ。しかしモモさん、ここで終わらないところがこの子の凄さ。お昼までにあと2匹産んだのだ。残念なことに1匹は死産で、モモがいくら舐めても、私が身体を擦って羊水をふき取っても産声を上げなかった。

無事に産まれた4匹。桃の子だから、という理由だけで果物の名前になった。バナナ、イチゴ、ミカン、スイカ。ミカンとスイカは産まれるところを見ていたからわかるが、バナナとイチゴ、どちらがモモに振り回されていた子なのか、定かではない。出産が嬉しい結果だけではなかったこともあり、私は二度とブリードしないことにした。そして産まれた4匹はあまりの可愛さに一匹も手放すことが考えられず、我が家は総勢8匹の大家族となった。

こうしてフルーティーズは誕生した。麻酔の事故で亡くなったスイカをのぞけば、フルーティーズ3匹はすでに10歳。今も元気にじゃれあっている仲良し兄弟である。

PIC00004.jpg







2006⁄08⁄02 01:37 カテゴリー:フルーティーズ comment(0) trackback(0)
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手術前日


朝早くに連れを送り出すとオカンが言った。

「今日はおばちゃんの家に行くわ。花火大会があるの。」

私はほっとしていた。おそらく落ち着かない一日。一人のほうが気が楽である。しかしオカンはそっと言った。

「昨日ね、夕飯あげるときにモモに頑張ってくるのよ!って言っておいたから。」

オカンなりにこんなときに不謹慎?と思ったのだろうか。なんとなく遠慮がちだった。気にしなくていいんだよ。母上。

PIC00002.jpg



日中はなんとか普通に過ごした。注文した術後シャツも発送され、準備万端整った。モモが21時以降は食べられないため、早めに猫達の夕飯を用意した。一番乗りはやはりモモさん。この頃、私はすごくナーバスになっていた。エサの用意をしながら、

「モモはまた元気にエサを食べてくれるようになるのか?」

そんなことを考え出してしまった。考え始めると次から次へと色々な想いが頭の中をぐるぐるし始める。モモの腫瘍じゃなくて自分の胃が破裂しそうだった。申し訳ない、と思いながらも唯一とも言える友人にメールした。

「胃が痛くなるほど悩んで出した答えだから頑張ってくれるといいね。」

嬉しくて涙が出てきた。ありがとう、と何度も口に出して言った。

9時になって全部のエサを片付けた。普段は一日分のドライフードをいくつかの皿にわけて好きなときに食べられるように置いてある。それ以外に夜はほんのわずかだが缶詰を上げている。

「今日は全員道連れ。9時以降は飯抜きだぞー!」

と言いながら皿を片付けていると、モモが文句を言いにきた。まだ食べようと思っていたのに、とでも言いたいのか、皿を持った私を追いかけてきてフガフガ言っていた。

先程からみんなの視線が突き刺さる。

「ごはん、ないんですけど・・・」

はいはい。ごめんね。明日モモちゃんを病院へ連れて行ったら上げるから、それまでは我慢してちょーだい。

明日の朝、9時にモモは病院へ行く。いよいよ出陣だ。

PIC00002.jpg







2006⁄08⁄02 00:48 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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告白


毎週月曜日に帰宅する家人に、モモの病気を告白した。何度も電話しようと思ったが、自分が取り乱すのが嫌で、今日まで切り出せなかった。
しかし、もう隠しておくわけにはいかない。スイカを亡くしたとき、目を真っ赤に腫らして駆けつけてきた連れ。またもや大変なことになるだろう、そうなれば私も連鎖反応で落ち込みそうだ。オカンに使ったのと同じ作戦で行こう。

「モモ、病気なんだって。」

最初は信じられない、という反応だったが、淡々と話す私の言葉に、連れも「ま、13歳だもんな。仕方がないか。」と言ってくれた。スイカのときと違って、長年過ごしたモモのことはわりと冷静に受け止めてくれたようだった。

毎週月曜日、連れと私には副業がある。今日もモモの病気告白を終えてから、日課通りに時間を過ごしていた。連れは深刻になることもなく、いつもと変わらない様子だった。しかし私は顔は笑っていても、吐きそうなくらいの胃痛が定期的に押し寄せていた。気分が乗らなくなり、連れに何度か話しかけられるうちに、ついに言ってしまった。

「いくら大丈夫だって思っても、仕方がないって思っても、やっぱり吐きそうなぐらい胃が痛いんだよ。オカンにしんみりされたくないから耐えてるけど、本当は参ってるんだよ。」

連れは言った。

「そりゃそうだろう。モモが病気なんて考えられない。一番病気なんて無縁の奴みたいなのに。」

私はその言葉を聞いて少しだけほっとした。連れも「仕方がない」と言い聞かせようとしてくれているのかもしれない。

夜、帰宅してからもごく普通に過ごした。私が最近はまっているストレッチを教えてあげたりしながら。そして連れは寝る前にモモの顔を見て、何度も何度もその頭を撫でた。

「本当に病気なのか?元気だよな?」

連れの言葉に私は胸が痛くなった。しかし、連れが言った。

「やっぱり仕方がないんだよ。13年だよ。スイカのことを思ったらここまで生きてくれてありがとう、だよ。モモは最後まで頑張ってくれるよ。」

想像とは違っていた連れの反応に、私は昼間は話せなかったモモの手術のことや、手術が出来なかった場合のことも話した。そして自分が早く気付いてやれなくてすごく後悔していることや、自分の決断が正しかったかどうか迷っていることも。

「考えたらきりがないよ。後悔も迷いも、これからモモが頑張るためには必要ない。どうすればモモが頑張ってくれるか、それだけ考えればいいんだよ。」

私は少し心が軽くなった。

「モモは気は強いんだから簡単にはあきらめないと思うよ。あと6匹もいるんだからここで頑張らないと先は長いよ。」

自分に言い聞かせてきたことを人から言ってもらって、私は心が軽くなった。不思議なほど冷静にこのブログも書いている。顔を見れば涙が出てきたモモにも、今は「頑張ろうね」と言える。

ウチの連れってデッカイ体つきとは裏腹に結構弱かったりする。更に頭を回転させることも苦手だったりする。お世話されるより、お世話することのほうが多い連れ。でも今日の連れは私の心が安らぐようなことを言ってくれた。何度もモモの頭を撫でて「モモは大丈夫だよなあ。簡単にはあきらめないよなあ。」と言っていた。

でも連れは言った。来週帰宅したときには、

「気安く触るんじゃねーよ!こっちはイテーんだよ!って噛み付いてくるかもね(笑)」

2歳の時に嫁入り経験のあるモモ。連れと二人で嫁入り先に連れて行ったが、キャリーから出そうとした途端、モモは連れに噛み付いた。1週間の花嫁修業中、モモはオスを蹴り倒し、嫁入り先の家族全員がバスタオルを持ってモモを追いかける日々だった。当然、モモは交配なんて出来ないまま嫁入り先から帰宅することになった。出戻り娘を迎えに行くと、モモはまたもや連れに牙をむいた。連れはしばらくモモにびびっていた。今日も病院へ行った話をすると真っ先に、

「暴れた?」

と聞かれた。動物病院へ連れて行き、ワクチンを打とうとした先生に敵意剥き出しにしたモモは、注射器を弾き飛ばし、先生の腕に注射器が刺さってしまった、なんてこともあるのだ。

今は特に嫌なこともされず、病院へ行ってもご機嫌なモモさんだが、私も手術後はモモを病院へ連れて行くのが怖い。

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2006⁄08⁄01 03:13 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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