猫との共存について語ってみる。
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晴乃輔

Author:晴乃輔
4匹の猫を天国へ旅立たせ、4匹の老猫と今も暮らしている私の猫狂的生活


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モモが一番好き


母親にモモの診察結果を聞かれ、

「うーん。乳腺腫瘍って言って、老猫に多い病気なんだって。おそらくすでにガンになっていて、転移もしてるかもしれない。治ることもないらしい。でも13年生きられたんだからしゃーないね。」


私はあっけらかんとそう言った。母はそれほど猫可愛がりをするわけではないが、やはり愛情は持ってくれているようで、バナナが大病したときなどは、私より母のほうが落ち込んだくらいだ。死の宣告に近いものを受けてきた、という事実を伝えないわけにはいかないが、真の飼い主が「大丈夫。仕方ないさ。」と言えば、そのように受け止めてくれるようだ。


今日、ネットで調べた結果、やはり長くは生きられない、そして私が手術を決意したことを伝えた。それについても、

「なんかさ。いくら無理ってわかっててもさ、あんな元気なモモがこのまま弱るのっていやじゃん?手術してみるよ。どうせ長く生きられないならやるだけやっとけ、って感じ?」

母はそうね、そうね、と明るく答えていた。事態の深刻さはわかってないが、私にはそのほうがありがたいのだ。母がモモの事を考える度に涙を流す、そんな生活はいやだった。落ち込んで苦しんでもがくのは私だけでいい。そのほうが頑張れる。


さてさて。母にはそんな立派な姿を見せている私だが、一人になると駄目駄目である。外出先でボーっとする時間、頭の中は桃色になる。家に帰ってきて、発情しているモモの鳴き声を聞くと「うるさいぞ。ばーちゃん。」なんて言ってたのが、今はその声が「私は元気なのよー」に聞こえてならない。そしてモモと向き合うと抑えきれないものがこみあげてきてしまう。こんなことで戦っていけるのか?と思うが、おそらく今はまだ泣ける余裕があるのだと思う。


今朝目を覚ますと、モモが枕元で寝ていた。いつものことだ。私がモモの背中をなでると、不満そうに「ぎゃ」と泣いた。そしてすぐにゴロゴロと喉を鳴らし、撫でるならちゃんと撫でなさいよ、とこちらを向いた。甘えてくるモモに朝から涙が出そうになった。さっき、乳腺腫瘍について更なる情報を集めていると、モモがパソコンの隣にやってきた。何もしてないうちから喉をならしている。「こらー!邪魔するなー!」と、私はモモの鼻先をはじいたり、耳を軽くかじるのが習慣だったが、今はただただ撫でるだけだ。気持ち良さそうに目を閉じ、身体をくねらせるモモ。


「あれ?いつもは文句言うくせに、どうしたの?」


ふと、モモは不思議そうに私の顔を見つめた。私はモモを撫でながらすでに号泣状態だった。モモは私に顔を近づけ、更にじっと見つめた。そして私の涙をぺろぺろと舐めてくれた。


そういえば、昔から私が本気で落ち込むと、いつの間にかそばにいるのはモモだった。モモは人懐こい。しかし妹が言ったことがある。

「モモは私にも懐っこいけど、おねーちゃん命なんだよねえ。」


猫を飼い始めて、初めて海外旅行へ行ったとき。私はジョーとモモを実家に預け、ハワイを満喫してから帰った。玄関を開けるとすぐにモモが私によじ登ってきた。降ろしても降ろしてもまとわりついてくる。両親が言うには、私がいなくても楽しそうに暮らしていた、ということだが、それでも歓迎してくれるのは嬉しかった。その日はまだ荷物を片付けたりしなければならないから、明日迎えに来る、と私は家に戻った。そして間もなく実家から電話。

「モモが五月蝿いから連れて行く。」

姿を見せた私が実家を後にした途端、モモは玄関先で大騒ぎを続けていたようだ。電話の向こうでも激しい鳴き声が聞こえた。


子猫の頃も、今も、私に愛情たっぷりのモモである。私は猫たちに、みんな大好き、でもスイカが一番好き、と言ってた。早く亡くなったスイカの特権である。バナナが闘病中はバナナが一番好きだよ、と言っていた。今は声を大にして「モモが一番好きだよ。だから頑張ろう。」と言っている。




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2006⁄07⁄29 02:33 カテゴリー:桃色日記 comment(0) trackback(0)
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